ほぼカニ

2014.03.20ほぼカニ

スーパーで見かけてこのネーミングの思い切りの良さに感動して思わず購入。普段買ってるカニカマよりちょっと高かった。
だって、「ほぼカニ」って…(笑)。
当たり前だけど、カニじゃない。カニ味の蒲鉾だからね。
昔、お菓子を企画してた頃、「〇〇味」でどんだけ苦労した事か
わたし、地域限定のアポロチョコだとか期間限定のポポロンだとか企画してたんですが、どれも「とちおとめ味」とか「リンゴ味」とか「北海道メロン味」「栗味」なんて感じで、その地域のフルーツなどの味でした。ただ、チョコレートのパッケージ表記のルールが私が働いてる途中でちょっと厳しくなって、「○〇味」と書く場合は、そのフルーツなどが生換算で〇%以上(もう、何パーセントだったか忘れた)入っていないといけない、というルールが出来ちゃったんです。おまけにパッケージの商品名近くに「〇〇香料使用」(リンゴ香料とかね)と書かないといけないとか、なんだかいろいろ面倒くさい。で、「〇〇味」じゃなくて「〇〇風味」とか「〇〇テイスト」だとかに逃げたりして。それもダメって言われたり。今はどうなんだろうか〜?
あのころ「ほぼカニ」と書いてしまえる開き直りがあれば…。「アポロ・ほぼ東北のリンゴ味」とか「ポポロン・とちおとめっぽい感じ味」とか。ま、そういう商品名が、会議で通る会社ではなかったけどね。
「ほぼカニ」という商品名が、会議(をやったのかはわかんないけど)で通るカネテツの幹部の肝っ玉の太さに感心しました。それにしても、昔からこのイラストだけど、カネテツのイラスト(てっちゃんというらしい)なんかシュールだよねぇ。

「ほぼカニ」が入っただし巻きたまごの夕飯。

要するに、カニカマ入りだし巻き卵以上でも以下でもない。