要支援2

2013.2.15要支援2

母の介護認定が「要支援2」と出ました。
要支援には1と2があって、重いほうが2です。要支援2の次は要介護1になります。
色々受けられるサービスはあるのですが、母はとりあえず訪問リハビリを週1回1時間スタートすることにしました。理学療法士の先生が家まで来てくれて、母に負担無くリハビリを指導してくれます。
結構混んでいるそうで、今は空いているのが金曜の朝8時45分から散歩と洗濯、チェルシーと私の朝ごはんを済ませてから実家に向かうにはなかなかハードな時間ですが(あ、共働きで犬も居る人にとっては当たり前か・・・)。最初なので立ち会ってみることに。
担当の理学療法士の先生は、30代半ばぐらいの明るくやさしい感じの人。
まずはベッドでマッサージやストレッチをしてほぐし、軽い筋トレをして、その後歩行訓練です。
母は足首の筋ががちがちに固まっていて、全く伸びない状態でさらに脛の筋肉も衰えているので、歩行の時につま先が上がらないのだそうです。以前からつま先が上がっていなくてすり足になってるので「かかとから着いて!つま先上げて!」と私が口うるさく言っていたのですが、ぜんぜんダメで、原因が柔軟性と筋力の衰えと聞いて納得です。すり足は転倒の原因になるので、改善できると良いのですが。
さらに歩く時に自分のお尻に手を当てて、胸を張り、お尻の筋肉が動いていることを意識しながら歩くこと。大またで歩くこと。などなど指導してもらいました。うつむいて前かがみで歩くせいで、腹筋や背筋が衰え、体幹もおとろえ、よろけたりした時にリカバリーが利かなくなるのだそう。
母は、よろけた時に「倒れそうなのがわかっているのに思うように体を戻せないのは脳梗塞で神経が駄目になっているせいだ」と思っているらしいのですが、ただ単に「あまりにも動かないせいで、全身の筋力と柔軟力が衰えたため、踏ん張ることもできない」というのが本当のところです。
何でも病気のせいにして、頑張ることを放棄しようとする母にはしばしばぶち切れているのですが、私がぶち切れるより、理学療法士の先生に科学的に説明してもらったほうが素直に聞けるようです。
ちなみに、自分のお尻に手を当てて胸を張り、顎を引いて大またで歩く姿勢は、老人じゃなくても美しい歩き方になりますので、私も気をつけようと思いました。
少しずつでもいいから、スムーズに歩けるようになって、お花見に行けるようになるといいんだけど