今さら「北の国から」

2013.2.12北の国から

BSフジで「北の国から」の最初のシリーズを一挙放送してたので、録画して見てみた。倉本聡は亡くなった父も好きだったので、多分、リアルタイムで見てるんだけど私も子供だったのでちゃんと覚えてない。
なんせ、古いドラマなので46インチで見るとなかなか酷い画質だった。あー、この富良野の美しい景色、ハイビジョンで見たらどんなに美しかっただろうか。と、まぁそれは仕方ないとして。
ドラマのほうは、やっぱり良かったよ。
どの役者もとっても生きてる。純と蛍も当然すごくいい。最近では物まねでしか見てなかった青と赤のジャージ、それを着てる本当の2人はとってもかわいい。
皆で支えあって生きていく田舎の人間関係のあたたかさ、そして、逆にどんなことも村中に知れてしまう田舎の悲しさ自然の厳しさ、不便さ、やさしさ、美しさ。いいところだけじゃなくて、きちんと負の部分も誠実に描いている気がする。勿論、本当の事は私にはわからないのだけども。
蛍のキツネがトラバサミに掛かってしまうエピソードなどは、非常に複雑な問題を含んでいて、考えさせられるものだったし、笠松のじいさんが苦労をともにした馬を売らざるを得なかった時に語った話にも思わず涙が出た。
そして・・・女優たちみんな若くて美しい〜。いしだあゆみも、竹下景子も、原田美枝子なんかびっくらしちゃうほど。あ、松田美由紀だけちょっと違うか・・・(笑)。
大好きな大滝秀治はやっぱりいい味出してるし。地位武男ももう居ないのね、こんなに若かったのにとか思ってしまうわけですよ。
そして曲もね、やっぱりいいなぁ、さだまさし。など色々思う事の多いドラマでした。
倉本聡のドラマは2008年の「風のガーデンも北海道が舞台で、好きで見てたし、悪くなかったと思うけど、でもやっぱり比べものにならないなぁと思った。ま、倉本聡としてはもう別に「北の国から」を超える必要はないのかもしれない。
続きもやってくれればいいのに、やる様子がないので、「北の国から83年冬」以降のスペシャルドラマはツタヤで借りようかなー。