「連続殺人鬼カエル男」

2012.5.18連続殺人鬼カエル男

EOS学園の実習はたいがい遠方なので文庫本がお供になります。鎌倉実習のお供は中山七里の「連続殺人鬼カエル男」
これが、とっても面白くて止まらなくなちゃいました。残りを金曜日に夢中で読んじゃった。
この人の作品は3作目。
これの前に読んだ「さよならドビュッシー」と「おやすみラフマニノフ」も面白かったので、期待して読み始めたら、裏切らない面白さ。どれもミステリーなんだけど、前2作は音楽がテーマで、登場人物も音楽家やその卵たち。演奏のシーンも多くて曲の表現も細かくてとっても豊か(ちょっとその部分が私には長すぎる気もしたけど)。
今度の「カエル男」は猟奇殺人的なストーリーで主人公は刑事だし全く毛色の違うもの?と思いきややはり音楽好きなのね、七里さんって感じです。
ラストのどんでん返しがびっくり!はどの作品もだけど、「カエル男」はどんでんのどんでんのどんでんと3回ぐらいびっくりさせられました。ちなみに、中山七里さん、岐阜県出身だそうで「ドビュッシー」と「ラフマニノフ」は舞台が名古屋。懐かしい地名や電車が出てきてちょっと楽しい。
名古屋人、音楽好き、どんでん返しミステリー好きにはお勧めです。