ジョセと虎と魚たち

2012.3.29ジョゼ

今更だけど「ジョゼと虎と魚たちを見た。田辺聖子の短編小説を2003年に映画化したものなんだけど、話題作だったのに見てなかったんだよね。
主演は妻夫木聡池脇千鶴。監督は犬童一心犬童一心監督は「いぬのえいが」や「ゼロの焦点を撮った監督。
歩くことができず、祖母が押す乳母車で散歩をする「ジョゼ」ことくみ子と、大学生の恒夫の出会いと恋、その行方を描いている。
映画の最初から、妻夫木君による過去形で語られてるので、なんとなく結末がわかるような感じだけど、物語はちょっとほのぼのして、でも、難しい問題を抱えていて、いとおしくて、切ない感じで進んでいく。エンディングもそんな感じのまま終わる。
細かいことを言えば若干きれいごと過ぎる気もするけど、でも、恒夫君は車椅子のジョゼと末永く幸せに暮らしました、って言うようなキレイゴトで終わらせてないのがいいかも
池脇千鶴の演技が評価が高いんだけど、そうなんだ?って感じだな。妻夫木君の大学の彼女役が上野樹里なんだけど、ちょっとだけイメージがかぶってる気がする。ま、9年も前の映画なので、当時はそんなことなかったのかな。
口コミサイトとかで「最高の純愛映画」というような評価をしてる人も多かったけど。そうなのかー。私にとっての最高の純愛映画って、何かなー