年齢不詳、ハムハム犬

2011.12.11ハムハム犬

私たちが結婚当初住んでいた佐倉のマンションの近くに「ハムハム犬」はいた。いや、本当の名前は知らないんだけど、外飼いのゴールデンで、お店っぽいとこの駐車場だから入って勝手にかわいがってた。そのころの懺悔はこちら。http://d.hatena.ne.jp/sumi0627/20060312そこに住んでたのは1996年から1999年までの3年間。その間のいつからかわいがってたのかは覚えてないんだけど、例えば仮に99年だったとして、そのときパピーではなかったから例えば2歳だったとしたら、今14歳。あくまで「例えば」の話だけど、でもあの時1歳以下ってことはありえないから、13歳以下ということはありえない。あれ、計算あってるか?
引っ越してからもたまにそこを通ると、車を停めてハムハム犬をなでなでした。毎回うれしそうになでられて、帰ろうとすると「行かないで」ってシャツのすそをハムハム噛んでくる可愛い奴
春に通ったときは元気だったのだけど、11月には姿が見えなかった。このときは車を停めなかったので、散歩中なのか本当にいなくなってしまったのか確認できなかったけど、でもかなり高齢なことはわかってたので、さすがに、もう・・・と王様と納得したのだった。
が、昨日、発見!なんだまだいたじゃんって車を停めて撫でにいったんだけど、もう、立ち上がれないようだった。相当高齢だから、それも仕方ないだろうなと思う。でも、立てないのにこの子は相変わらず外で、12月の冷たい風に吹かれてる。この夏の猛暑もここで乗り越えたんだな。初めて出会ったころは、外飼いがどうとか何も思わず、勝手に可愛がれる貴重な子だったんだけど、今では、こんなになっても外なんだ?と疑問がむくむく沸いてくる
お顔は変わらず可愛いのに、背中がごつごつですっかりやせていた
思えば、行かないでって私たちのシャツの裾を「ハムハム」してたのも、寂しかったからなのかもしれない。この子の飼い主の事情も何も知らないけど、でも、多分もうあと年単位ではないだろうこの子の人生、暖かい場所で飼い主さんの顔の見えるところで過ごさせてあげる事は出来ないのだろうか。なんだかせつない。

もう、ハムハムもできないんだね。