「クイール」

2011.10.31クイール

大概遅れてるのだけど、覚書ってことで。
何やった日?と思ったら、録ってあった映画を見てた。
ちょっと前に恍惚の人を見た。1973年森繁久爾主演。監督、豊田四郎。結構前に録画してあったんだけど、見てなかったの。これがまぁ、ヘビーな映画で・・・でも良かったんだけどね
で、その枠は「BSシネマ山田洋次監督が選んだ日本の名作100本」っていうのだったの。ありゃ、「恍惚の人」の後、録ってなかったけど山田洋次のおすすめなら他のも良いんじゃなかろうか?と思って、あわてて「毎週予約」にしたわけ。
んで、この間がクイール」(2004年公開。監督、崔洋一だったのね。うーん。私、犬は大好きなんだけど、犬の映画はあんまり見ないようにしてるの。だって、犬の映画の多くは犬、死んでしまうでしょう?犬が死んでしまうシーンというだけでとっても悲しい気持ちになって泣けてしまうんだよね。本筋と関係なくても。しかもクイールは見なくてもストーリーは知ってて、別れがいくつもあることも、最後にクイールが死んでしまうことも知ってた。
私が見る犬の映画は、能天気でばかばかしくて、ただかわいいだけのものって決めてたの。
でも、まぁせっかく録画したし、と思って思い切って見てみたのだ。
そしたらね、思ったよりさらりとしていて、良かったです。変に泣かせよう、感動させようという下心が無くて淡々と、盲導犬の一生を描いていました。出会いと別れも静かに静かに。悪くない映画でした。
盲導犬自体に、疑問を唱える方も多いかもしれません。犬が好きであれば余計に複雑な気持ちになることもあるでしょう。
私も正解はわからないのですが、名古屋時代に盲導犬体験学習のインストラクターをボランティアでしていたので、やはりもっと普及してほしいと願っています
ちなみに次の映画は「にあんちゃん」。