近所のチョコラブ

2011.1.13うさぎチェルシー

この日、エプソンフォトショップの講習に行く予定があって、チェルシーの散歩は時間がぎりぎりだった。
だけど、頑張って「あたしの(アポロの)公園」に行って、ちょこっとボール遊び。うんPもしっかり出てほっと一息。さて、帰ろうとした時、チェルシーが公園の出口の方をすっごく気にしてる。なんだろう?と見ると、階段の上にたたずむチョコラブが1頭。飼い主は居ない。え?え?
すぐわかった。公園のすぐ近くのチョコラブちゃん。12歳ぐらいの男の子だ。だけどー、なんでー?逃げちゃったのかな・・・。時間無いのにーっ!
やむなくチェルシーを公園のベンチにつなぎ、チョコラブをお家まで誘導。チャイムを鳴らしたけど、留守だ。ううむ。
この子ね、外飼いなの。庭に小屋があって、いつも鎖でつながれてる。小屋の外は水はけの悪い土で、雨の日はぐちゃぐちゃしてる。今年の暑い夏、そして寒い冬。つらかっただろうなぁ。見るたびにかわいそうでたまらなかった。
飼い主の人とは、挨拶をするけど、犬同士を遊ばせたりとかはしたことないし、近くでなでなでもしたこと無かった。
初めてこの子を近くで見た。首の毛が鎖のせいで擦り切れてて、地肌が透けてて、その皮膚が固く角質化してた。決してキレイとはいえない状態。そして、小屋は臭かった。汚かった
すっごくおとなしくて良い子でね、私が「○○君こっちだよ」って言って誘導したらちゃんと家まで付いて来るの。車が通ったから「車だからよけて」って言ったらちゃんとよけるの。小屋の鎖にもおとなしくまた繋がれた。
こんないい子なのに、吠えた時に飼い主さんに怒鳴られるのを何度か見た
だから、この子が1人でたたずんでたことも、私が小屋に戻したことも、飼い主さんには言わなかった。だって、叱られたらかわいそうだし。
なんだか、いたたまれない気持ちになった。この家には他に小型犬が2頭いる。小型犬は家の中だ。
外飼いがダメとかそういう事を言ってるのじゃない。結局、何処で暮らしていようが重要なのは、どのくらい手間と愛情を注いでるかだ。犬が快適に過ごせるように、できるだけの努力をしているかだ。
その子は、愛されてる感じがしない。切ないやるせない気持ちで、チェルシーを連れて公園から帰った。
世界一幸せな犬、チェルシーを連れて。世界一愛されてる犬、チェルシーを連れて。
しあわせうさぎチェルシーです。耳は雪ちゅん作。雪ちゅん、ありがとー♪