ふとした時に

2010.6.30アポロ

溺愛してたアポロがいなくなったら、廃人になるんじゃないかと思ってた。
意外とそうでもない。ご飯も食べるし、お酒も飲むし、外出もする。ちゃんと笑えてる。料理を作る気がイマイチ起こらないけど(前から?)。
でも、やっぱり物足りない。いないアポロをいつも気にしてる。
例えば、キッチンで料理をしながら、リビングにいるアポロがいつも目の端に入っていた。料理が終わってリビングに戻る時はアポロが何処にいるかをいつも確認してた。
そういう何気ないことに、自分でも気付いてなかった。部屋を移動したり、リビングに戻ったりするたびに、アポロの位置を確認してたんだ、私。
アポロがいつもいた場所を見つめて号泣したりはしてないけど、ふとしたときに自分の視線が部屋の中を彷徨ってるのに気付く。気付いたとたん、底なしの穴に落ちるような気持ちになる。
夕飯の後片付けをしてる時に、つい王様に「アポロのご飯入れ持ってきて」と言いそうになる。ご飯を2皿に分けたり、ヨーグルト食べたり、おやつにも肉食べたりしてたから、しょっちゅう洗わなくちゃならないアポロ用食器があった。アポロがいないと洗い物も少ない。
ああ、やっぱりもういないんだなぁと。
チェルシーは絶対かわいい。それは間違いない。そのうち、アポロと同じくらい愛おしくなる
でも、それでも、心の穴はもうふさがらないんじゃないかと思ったりする。かわいいかわいいアポロ。もう1度、もう1度だけ抱きしめたい。
写真は3月13日、茨城の海。