映画2本「原爆の子」「ミルク」

2010.5.24原爆の子

月曜は雨だったので、のーんびり
雨だと朝の散歩も短いし、外にもあまり出ないので1日が長いです。撮りためたドラマ(結局見てる韓国ドラマ「春のワルツ」)見たあと、映画を2本。たまに見ないとハードディスクがまたいっぱいになっちゃうんで。
1本目は「原爆の子」1952年、新藤兼人監督。戦後に初めて「原爆」を取り上げた映画だそうです。カンヌ国際映画祭に出品されたのに、米国がこの作品に圧力をかけ、受賞妨害に外務省が工作をしたとか。しかし、1954年には第8回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭平和賞、1956年に第10回英国アカデミー賞国連平和賞やポーランドジャーナリスト協会名誉賞など多くの賞を受賞し、大きな評価を得ることになったそうです(ウィキペディアの切り張り)。何と言っても、昔のモノクロ作品。今だったら、CGでどんなにリアルな被爆シーンも描けるだろうけど、そんな技術は当時ありません。でも、真実はリアルに作り上げた映像の中にだけあるのではありません果てしなくイマジネーションを働かせて感じることができる悲惨さがあるというか。あらゆるシーンをCGでリアルに描ける現代の技術は素晴らしいけど、でもそればかりじゃないすごさがあると思いました。実際に被爆された方や復興前の広島が写っているからというのもあるかもしれませんが。そして悲惨さだけでなく、あの悲劇の後も、しっかりと地面に立ち、生き抜いていく主人公や子供たちの強さに心を打たれました。
それからびっくりしたのは往年の俳優たちの若いこと!昔の映画だから当たり前なんだけど、主人公の乙羽信子やら奈良岡朋子やら、若い若い。少女のようでした。宇野重吉殿山泰司も。リアルタイムでは「おじいさん役」だったもんね。あ、若い人は生きてる宇野重吉を知らないか・・・。寺尾聡のお父さんって言ったら若い人はびっくりなのかも。
名作でした。そんなわけで、結局ハードディスクに保存することにしました。あれれ?だって、なかなかテレビでやらないだろうし。レンタルもあるかどうか。
画像小さいね。
 
2本目は「ミルク」。2008年の作品。ショーンペンが代81回アカデミー賞主演男優賞を受賞しています。自らゲイであることを公表した活動家、ハーヴィー・ミルクの生涯を描いた作品です。
ひとくちに言うと、面白かったです。映画以上の知識が無く、あまり色々な事はいえませんが、すべてのマイノリティのために立ち上がり戦った彼に、敬意を表します。あ、でもこっちはハードディスクからは消去。これはツタヤにあるだろうしね。