自己リンパ球療法

2010.1.6自己リンパ球療法

アポロが血管肉腫と診断されたとき、治療法について必死に調べました
癌といっても本当にさまざまで、使う薬も治療法もぜんぜん違います。
血管肉腫で可能ならばまずは外科的手術、それから抗がん剤、あまり一般的じゃないけどサリドマイド。私たちは抗がん剤治療をすることにしたのですが、もうひとつ気になったのが免疫療法。正確には「活性化自己リンパ球療法」かな。本人の血液からリンパ球を分離し、2週間かけて約1000倍に活性化、増殖させて点滴で体内に戻すというものです。体内では健康でもがん細胞は出来ています。それをリンパ球などの免疫細胞が日々退治してくれているおかげで、癌にならないでいられるのですが、そのリンパ球を増やして、戦う力をUPさせるという考え方です。今ある癌が無くなることは望めませんが、転移や再発を遅らせたり、QOLを上げたりする効果が期待できます。ただし、抗がん剤のように、効果がはっきりと医学界で認められるところまでまだ来ていないらしいです。実績もまだ少なく、効果を数字で表しにくいというのもあるようです。また、これは自己リンパ球療法の先生にはっきり言われたのですが、血管肉腫の子でこの治療を受けた子はいるけれど、治った子、つまり転移しなかった子はいないそうです。
ただ、治療自体に副作用が無いことや抗がん剤の副作用を抑える効果も期待できるので、やってみたいと思ったのです。抗がん剤治療をしている腫瘍専門医も、効果があるとは言いませんでしたが、反対はしませんでした。
まだ治療を行える病院も少なく、アポロがかかっている病院では出来ません。一番近いのが我孫子にある動物病院でした。で、行ってみました。水曜にやったのはお話を聞くことと、増殖させるための血液採取です。2週間後に、アポロのリンパ球がもりもり増えて、抗がん剤とタッグを組んで癌をやっつけてくれるのを期待します。難点は遠いことと高いこと。治療自体は全く負担がなさそうですが、移動には体力を使います。ウチから車で1時間以上かかるのでアポロの体に負担になってきたらその時点でやめるしかありません。
今はアポロは元気です。今のうちに、出来ることは何でもやってみようと思っています。無駄かもしれません。自己満足だとはわかっています。アポロは別に望んではいないかもしれません。でも、自己満足でいいから。やっておきたいのです。ただし!壺やら仏像やらは買わないように気をつけます。もし、買いそうになってたら誰か止めてね(笑)。
ところで、我孫子には前に近所に住んでいた公園友達の凪ちゃんがいることを思い出し、前日に連絡を取ってみました。アポロの病気にすごく驚いて心配しつつ、会いに来てくれました。凪ちゃんと、後から来たちーちゃん。ちーちゃんはゴミ捨て場に捨てられてたんだって。ひどすぎる・・・。凪ちゃんと再会した後、せっかく手賀沼のまん前なので、沼のほとりをお散歩・・・したけど、強風&寒さですぐ撤収。暖かい日にまたゆっくりお散歩しましょ。
ちょっと遠いけど、また凪ちゃんに会える楽しみや、手賀沼をお散歩する楽しみもあるし。頑張ろうね。
こんな病院。大きくてきれいでした。

病院の後で会えた凪ちゃん

後輩犬(でも多分年上)のちーちゃん

スリーショット。
色もサイズもさまざまで難しい・・・。

手賀沼をお散歩。寒かったっす。でもアポロはなんだか泳ぎさそうな顔。無理無理。