アポロ緊急手術でした

2009.12.15アポロの手術

少し、とばします。すみません。
実は、火曜日夜、アポロが緊急手術をしました。一刻をあらそう緊急手術で、脾臓の摘出でした。

月曜の朝までぜんぜん全くいつもと変わらなかったのですが、月曜の夜、食欲がありませんでした。糠漬けをあげても食べない(でも、DHCのクッキーは食べました)。夜ご飯の野菜を食べない。おかしいなとおもって、野菜のどろどろにヨーグルトと粉チーズまでかけてあげたのにそれでも食べない。(でも肉は食べました。ぺろりと)。月曜の夜はそのまま普通に寝ました。特に異常もなく。
火曜は私は午後から親戚のお通夜があり出かけなければなりませんでした。まず王様が朝バナナをあげようとしても食べない。いつも王様がバナナの皮を剥いただけで飛んでくるのに。朝の散歩は普通に大好きな公園でおしっこもうんPもし、ついでに草なんか食ってるから「やっぱり、胃もたれとかしてるのかな?」と思いました。ところが、家に帰ってヨーグルトをあげても、食べないのです。やっぱりちょっと変かも?だって、この5年〜6年、あげたものを食べなかったのは、野菜のどろどろが超セロリ臭かった時と、カンガルーの肉、ワカサギの時だけ。それ以外は、毎日毎食食べる気満々。食い気の塊のような子なんです。ひどい下痢でも、吐いても、食欲だけは衰えないのがアポロでした。
で、やっぱり心配になって、病院に電話しました。幸い火曜はアポロを見てくれてる腫瘍専門の先生が来る日。残念ながらその先生は予約で埋まっていましたが、別の先生に見てもらうことに。午後、お通夜だし・・・とちょっとあせりながら連れて行きました。
一通りの診察の後、先生が歯茎を見ると、白いんです。気づかなかった。血液検査で貧血とわかり、その原因を調べるため急遽夕方まで預けることに。そのときの感じで、このような貧血は簡単な事で起こるんじゃないらしいことがなんとなくわかってしまいました。
とはいえ、お通夜に行かねばならないので、7時までに病院にアポロを迎えに行くのを王様に頼んで私はお通夜に向かいました。これがまた遠くて、東府中。電車で約2時間。お通夜の終わり間際、7時ごろにそっと携帯メールを見ると、王様から「脾臓が破裂して、脾臓摘出の緊急手術」と。もう、頭が真っ白で。
とりあえずお通夜はお清めの席には欠席して、ダッシュで病院に向かいました。病院に着いたのが9時。ちょうどオペが始まるところでした。
通常なら、こんな遅い時間にオペはしてくれないのですが、急を要するため例外的にやってくださったのです。40分ほどでオペは修了。
摘出した脾臓を見せてもらったのですが、びっくりするほどの大きさでした。脾臓に出来た腫瘍が破裂して、おなかに血が溜まっていたそうです。血が1500ミリリットルほども出たそうで、巨大なビーカーに入れられたアポロの血を見たときはクラクラしました。
脾臓に出来ていた腫瘍が良性か悪性かは病理検査の結果が来週出るまでわかりません。統計的には3分の2が悪性だそうです。でも、今ここで統計的数字で落ち込んでも仕方ないので、それについては今は考えないようにします。
とにかく、無事手術が終わり、一命を取り留めたことを、何より感謝します
一日遅かったら、助からなかったかもしれないと言われました。そして、たまたま火曜日で腫瘍専門の先生がいらしたから、オペが出来ました。ラッキーだったとしか言いようがありません。
いえ、本当は、この間12月1日に病院に来たとき、エコーを撮ってもらえばもっと早く気づいたかもしれないと思うのです。でも、それを今後悔しても、どうにもなるものではありません。だからそれも考えないようにします。
今はただ、アポロが早く回復すること、そして検査の結果が良性であることを祈るだけです

どうか、アポロを応援して下さい
長文にお付き合いくださってありがとうございます。
手術前のアポロです。点滴中。王様が付き添ってます。私は電車で駆けつけ中。

手術後のアポロ。まだ麻酔が覚めかけの状態なので、舌がべろんと出てますが、ちゃんと生きてます。

ぎょっとさせたらごめんなさい。アポロから出た血です。目盛りが見えるでしょうか。1400を超えています。