船橋演劇鑑賞会「母さん」

2009.11.25船橋演劇鑑賞会

水曜日は久しぶりの船橋演劇鑑賞会。珍しく姉と一緒。 
今回の演目は「山彦の会」という劇団の音楽劇「母さん」。サトウハチローの物語です。
詩人のサトウハチロー。その人生を、彼が詩を書いた歌とともに描いています。「リンゴの唄」「小さい秋みつけた」「長崎の鐘」などヒット曲の詩を沢山書いたサトウハチロー。彼の父は浮気が絶えず、母親とは離婚、家庭には恵まれず、実は愛情に飢えていたようです。そして、ハチロー本人も、結局家庭を大切にすることは出来ませんでした。親との確執、母とのつながり、そして代が変わって息子との諍いと、時を前後させて劇は進みます。時折歌を挟みながら。バイオリンとビアノは生演奏でした。
毎回思うのですが、お芝居って、長い!15分の休憩があって、正味2時間15分の公演でした。集中力がねーもたないの。彼の母への想いなんかは、深く描かれてていいなぁって思ったけど、父との言い争いや、息子との親子喧嘩など、同じ事の繰り返しも多くちょっとくどい。
今回のお芝居で、一番良かったのは「小さい秋見つけた」がフルコーラス聞けたこと。この歌好きなんだよね〜。中学1年の合唱コンクールでクラスで歌って優勝したっけ。「目隠し鬼さん手の鳴る方へ 澄ましたお耳にかすかにしみた」とか「うつろな目の色 溶かしたミルク」とか言葉のセンスがもう、すばらしい。これ、子供が歌う歌?っていうアンニュイさ。曲ももちろんすごくいいし。胸がキューンとします。
休憩中の舞台