猫と犬と人間と

2009.10.16犬と猫と人間と

詩音ちゃんママに誘われて、渋谷に映画を見に行ってきました。「犬と猫と人間とhttp://www.inunekoningen.com/index.htmlドキュメンタリーです。見たいと思ってたんです!前に六本木で写真展を見たときにチラシをもらって、まだその時は上映未定でした。渋谷のユーロスペースで土曜日から上映。ユーロスペースってニッチだけどおしゃれな映画を上映するイメージが。六本木でチラシを見た時は、「市川文化会館」とかで、土日の昼間にだけ上映とかそういう感じかなと思ってたので、とってもよかったよかった!
ちょっと調べたら、監督の飯田基晴氏、この映画を引っさげて結構メディアにも露出してるみたい。
この映画は、猫を保護し続けた「普通のおばあちゃん」の稲葉葉子さん監督に「動物たちの命の大切さを伝える映画を作って欲しいの。お金は出します」と依頼するところから始まります。
犬や猫の現状について、何も知らなかった飯田監督が、現場を見て知って行く様子が描かれています。処分の過酷な現場と、ボランティアの現場。六本木で私もお話を聞いたマルコ・ブルーノさんも登場してました。
きっと、涙が止まらないに違いないと、私は厚手のタオル。詩音ちゃんママはティッシュを箱ごと持参したけど、思ったより大泣きはしませんでした。愛護センターの処分の画ももちろんありました。辛いシーンも隠さず描いています。でも、監督が極端な動物愛護の人じゃないことが、かえって冷静な映像を映し出せたのではないかと思います。私たち犬猫大好き人間はとかく「かわいそうな部分」を強調してわかってもらいたい、こんなにひどい、こんなに残酷と訴えたくなってしまうのですが、彼はスタートがニュートラな分、偏らず冷静でそして学ぶ姿勢で「犬猫大好きじゃない人と同じ目線」で書けているように思えました。もちろん、何年にもわたる取材の間に、彼は犬や猫に心を寄せるようになるのですが。
厳しい、悲しい現実を描きつつ、子犬を保護して里親探しをする子供たちの生き生きした姿、保護施設で働く人々の前向きな姿勢や施設の動物たちのユーモラスな姿、マルコさんと頑張る大学生など明るい部分も描いています。決して絶望だけじゃない温かみもある映画です。また、イギリスのすばらしい現状も是非みてほしいです。日本の保護施設に比べ、驚くほど清潔で居心地がよさそうでした。
「悲しい映画に違いないから見たくない」と思っていた方も、是非見てください。
ただ、あんまり沢山の場所でやってないんだよねー。東京は渋谷だけ。千葉ではやってない。愛知は名古屋だけ、って感じです。でも、映画がヒットすれば、上映場所も増えると思います。
公式HPやパンフレットに杉本彩さんが文章を書いてました。毛皮反対のヌード写真を公開した事もあったっけ。http://d.hatena.ne.jp/sumi0627/20090124やっぱかっこいいな、エロ姉さん
長文、失礼しました。詩音ちゃんママ、誘って下さってありがとうございました♪
帰りに、駅前でハチ公をパチリ。