ウォッチャーズ

2009.6.11ウォッチャーズ

久々、本の話。お出かけが多いと、本の話題書けないな。
いまさらだけど「ウォッチャーズ」読み終えました。犬好きで本好きの人は読んでる人多いんじゃないかな?ディーン・R. クーンツ のミステリー(っていうのかな?SFとかモダンホラー風と評してた人もいるけど)です。
有名な作品なのに、私はどうも翻訳モノが苦手で、ずっと読まなかったの。でも、電車で移動中に文庫じゃないと重いので読み始めた。そしたら、なんて面白いの!そしてなんてかわいいの、アインシュタイン
アインシュタインは、実験によって作り出された、ずば抜けて賢い犬なんだけど、これがあーた、ゴールデンレトリバーなのよ言葉も理解できるし、第六感にも優れてるの。流石に言葉はしゃべれないんだけど、それが程よくて、人間の言葉ぺらぺらしゃべっちゃうとちょっとディズニーアニメ的でしょ?しゃべらないけど「エス・ノー」を合図で表現したり、仕舞いにはアルファベットのタイルを並べたり出来るのよ。すげー!
で、このすばらしいアインシュタインと、彼を保護した男性トラヴィス、女性ノーマ、そしてアインシュタインを追う研究機関と、一緒に開発された獰猛な「アウトサイダー」、2頭を追う警察、さらに殺し屋などが交錯しながら追いつ追われつの物語。
とにかく、ドキドキ、はらはら、ゾクゾク、うるうるの連続です。トラヴィスとノーマとアインシュタインの深い愛がまたイイのよ!
んでね、きっと読み終わった人は「もしかして、うちの犬も言葉を理解してたりして?」って思うに違いない。私もやってみた。「エスの時はしっぽをブンブンするの。そんでノーの時はクーンと鳴いてごらん。」本では「ワン」とほえるんだけどアポロはほえないので「クーン」で。
あなたはアポロですか?」「ハッハッハ!」「お腹すいた?」「ハッハッハ!」
だよね・・・。んなわけないけど、一応やってみないと気が済まないのさ。まぁ、文字のタイルでアポロの意思を伝えられたら「もっとイイ肉食わせろよ」だの「しょっちゅうべたべたするんじゃないよ、うざいなー」とか言われてショックかもしれないから、わからないほうがいいか。「痛い」「かゆい」だけでもはっきりわかると良いんだけどね。