人のセックスを笑うな

2009.4.14人のセックスを笑うな

お天気がイマイチで、公園に行く予定がキャンセルになったので、またまた家でのんびり。
録りためた映画を見た。山崎ナオコーラ原作、井口奈己監督の「人のセックスを笑うな」。主演は永作博美松山ケンイチ
凄く良かったです。独特の世界感、空気感。超自然な演技で淡々と描かれる感じ。映画やドラマって「自然な演技」といってもやはり演技するでしょう?それが全く自然で、普通に、会話してるようなの。間の取りかたも自然。自然すぎて不自然なくらい
美大生の松山ケンイチと講師の永作博美が恋愛をするんだけど、これがまた、黒いタイツの上にでかパンツはいて、靴下履いちゃう色気の無い39歳と、ちょっと奥手なおっとりした美大生19歳。色気が無いのに、何だか惹かれてしまう永作博美の不思議な魅力。
この間読んだ、江國香織の「東京タワー」も、同じ年代の男女の恋愛だったけど、全く現実感が無かったのに対して、これはとってもリアルだった。美大のキャンパスの雰囲気も、二人の恋愛の行方も、それに気をもむ蒼井優のイケテナイ感じも。ああ、あるだろうな、こういうの。って思える。そして、ちょっと切なくなってしまうのだ。
久々、いい映画見ました。でも、これスクリーンで見るって言うより、家でゆったりコーヒー飲みながら見たい映画だな。そんなことじゃ、映画界にとってはよくないんだろうけど。
でさー、39歳で19歳の大学生と恋をするってありなんだ!ってことは私も松山ケンイチは射程距離?いや、若い子と話すことすらないもんな・・・。それよりまさに、大学の美術学科で講師をしてる私の姉、松山ケンイチと恋してるかもいや、色気無いからやっぱりありえないな・・・。
ちなみに、インパクトあるこのタイトルは、内容とはあんまり関係ないかも。エロシーンは無しでした。