フォトメッセージ展「ペットは家族一生一緒」

2009.2.2フォトメッセージ展「ペットは

六本木で開催されていた、フォトメッセージ展「ペットは家族一生一緒」を見に行ってきました。主催はNPO法人のポジティブ・ミーティングhttp://www.e-com-net.org/PM/index.html
今回六本木までわざわざ足を運んだのは、この日マルコ・ブルーノさんの公演があったから。
オーストリア出身のマルコ・ブルーノさんは20歳の時に来日し、作詞家、翻訳家、作家、写真家として活躍する一方、日本の動物行政の不備を見かねて、行政への働きかけ、保護活動などを積極的に行っている方です。ワン・にゃん好きな方ならどこかで耳にしたことがあるお名前ではないでしょうか?LIVING WITH DOGSのサイトで目にした方も多いかも。
会場は入場も公演も無料。まず、保健所のワンコたちの胸の詰まる写真が展示されています。おばさんは最近涙腺が弱いので、一枚目の写真を見たとたん、涙が出てしまいました。こういう写真は何度も見たどころか、現場も見ている私なのに、涙があとから出て困りました。写真は後半は、レスキューされて幸せになった子達の写真精神科医香山リカさんや直木賞作家の森絵都さんも保護犬を迎えているそうで、写真がありました。沢山の保護犬たちの幸せそうな写真に少し救われた気持ちでした。
6時半からのマルコ・ブルーノさんの公演、彼の愛犬も一緒です。動物愛護先進国と言えるオーストリアと日本を写真を見せながら比較して、日本がどれほど遅れているかを話されました。オーストリアでは鎖につながれた犬はいなく、電車やバスにも乗れ、殺処分も無く、また、老人ホームにも一緒に入れるので、1人暮らしの老人が動物と暮らすことにも問題がないそうです。知っていることばかりではありましたが、鎖でつながれ、コンクリートの上で日陰もろくに無い日本の犬と、人間と同じように家族として暮らしているオーストリアの犬の写真を目の前に突きつけられると、改めて、日本の遅れを思い知り、恥ずかしい限りです。
やはり、蛇口を絞めなければ、元を断たなければいくらボランティアが頑張ってもキリがないと、ブルーノさんは訴えていました。それにはやはり法改正、行政の改革が必要だと。日本の「動物愛護法」はぜんぜんザル法だと。
簡単にはいかないでしょうが、少しずつでも変わっていけばと思います。
ブルーノさんのお話、内容もよかったけど、すっごい毒舌で、それが面白かったです。もう、日本の政治家をけちょんけちょんに・・・。
日曜は、作家の渡辺眞子さんと衆議院議員藤野真紀子さんのトークがあったそうで、そちらも聞きたかったな・・・。
ブルーノさんの本にサインをもらって会場を出ると六本木は美しいイルミネーションでした。
こういった、イベントが六本木ヒルズという華やかな場所で行われることはすばらしいと思います。きっと、私のようにわざわざ行った人でなく、通りかかったので覗いてみた人も多かったでしょう。
上のポジティブ・ミーティングのHPのトピックスの所にイベントレポートがあります。中の写真に私のでっぷりした横顔が写ってるでないの!げげげっ
下の写真は場内撮影禁止だったので、外から会場を撮ったもの。