980円のコートについているファー

2009.1.24チャイニーズラクーン

近くのスーパー「せ○ゆう」で冬物の衣料品がディスカウントしてた。ダウンじゃないけど綿入りジャケットっていうのか?1900円が(これもそもそも安いけど)980円に値下がり。フードには「チャイニーズラクーン」のファー付き。「チャイニーズラクーン」って知ってる?カタカナで何だか解らない雰囲気になってますが、タヌキです。フードに付いてるファーは防寒ではない。ただの飾り。980円のためにタヌキが殺されてる
こういった安いリアルファーは、中国で生産されることが多いのですが、中国の毛皮生産の現場はかなり酷いものです。毛皮のために誕生させられ、ひどい環境で育てられ、そしてひどい工場では生きたまま毛皮をはがれてしまいます。苦しまずに殺される事すら出来ません
私は、リアルファーの実態を知ってから、毎年冬になると毛皮の話を取り上げました。だからずーっとこの日記を読んでくださってる方は「またか〜」と思うかもしれません。でも、初めての方もいるかもしれない。知らない人もいるかもしれないので、何度でも書きます。1人でも多くの方に知って欲しいから。
毛皮の生産現場についてのサイトはこちら。http://www.nofur.net/gen/index.aspとても残酷な画像もありますので、「残酷です」と注意書きがありますから、考えながら開いてください。動画は特にショッキングです。
動物愛護団体でもずいぶん問題になり、以前よりは中国も改善されたという話もあります。でもいずれにしても、毛皮のために生まれさせられ、殺されていくことには変わりありません。
そして、私がショックだったのは、猫や犬も毛皮をはがれて、別の動物の名前で日本に輸入されているという事です。これは2007年の2月のヤフーニュースで、「毛皮になる寸前で400匹の猫が助け出された」というのがあったので、まだ続いていると思われます。「猫」や「犬」と書いたら、みんな買わないでしょう?だから「うさぎ」とか「たぬき」とかうそ書いて売ってるんだって。
私、女王なのでゴージャスなものが好きでした。だから結構ファーも好きでした。って言っても3000円のバッグとか、1000円のブローチとか。一番高くてラビットのコートとか。でも、知ってしまってから、もう買えない、買わない、使えない。(でも、捨てられない。コート結構高かったんだもの・・・ぐっずん)。
だけど、こういうのは、人それぞれだと思う。それでもやっぱり毛皮は私には必要!って思う人もいるでしょう。知って、考えた上で、そう思うならそれはその人の考え方。
かく言う私も、お肉大好きだもの。
人間は、いろんなものを犠牲にして生きています食べるものもそうだし、動物実験をして開発された化粧品、医薬品、洗剤。木綿ならナチュラル?って思うけど、綿花を育成するのには大量の農薬が使われて環境を汚染する。かといって、オーガニックコットンは高いしデザインもいまいちだしねー。
すべてを否定してしまったら、何を食べて何を着たらいいのかわからなくなる。車にだって乗れない。
だけど、事実を知ったなら、それが動物や自然を犠牲にしても、やっぱり自分に必要なのかどうか考えなくては。その前に、まず知らなければ
今まで毛皮の実態を知らなかった方は、お店でリアルファーを見たら思い出して下さい。そのファーは、アポロと同じかわいい動物だった事、もしかしたら中国のワンコかもしれなかった事。その子の、大事な大事な毛だったこと。
アポロの毛皮があるから、私はもう、ファーはいらない。
女優の杉本彩が、「毛皮?裸でいいわ(Fur? I'd rather go naked)」というプラカードを手にして、ヌードになった。国際的反毛皮キャンペーンの初の日本人モデルだそうだ。エロ姉さん、かっこいいじゃん!かっこいいヌードはこちら。http://www.afpbb.com/article/entertainment/news-entertainment/2518713/3348896#blogbtn
長い長い日記に付き合ってくれてありがとうございました。毎年うざくてごめんなさい。