立川志らくのシネマ落語

2008.7.28立川志らくのシネマ落語

落語家の立川志らくが前から好きだった王様。たまたま姉の教え子が志らくのお弟子さんって事で、無理を言ってチケットを取って貰いました。
場所は新宿紀伊国屋ホール。19時の開演に王様が間に合うか心配だったんだけど、ギリギリで到着。
今回のシネマ落語ってのは、前も「E.T」を見たことがあるんだけど、名作映画を江戸時代に置き換えて落語にしちゃうっていうもの。全部で70作品ぐらい作ったというんだから凄い。勿論、今回の演目全部シネマ落語なわけじゃありません。
まずは、弟子の志らべの「高砂や」そのあと志らくの「宿屋の富」「化け物使い」んで休憩を入れて、「嵐が丘」。実は嵐が丘って私映画見てないの。薄ぼんやりストーリーは知ってたかなぁって程度。多分「少年少女名作全集」みたいな子供向けのを小学生の時読んだんじゃないかな。でも、それでも、すっごい面白かった!良く作りこまれてて、あちこちにネタがちりばめられてて。うーん、流石です。
こりゃぁ映画の方、見なくっちゃと思って早速図書館にDVD予約しましたよ。
それから、驚いたのは私たちの前の席が大林宣彦監督だったこと。志らくは6月にお芝居の脚色、演出をしているんだけど、その作品が赤川次郎原作で大林宣彦が映画化した「あした」なの。その関係で来てたんだと思うんだけど。王様が気がついて、私は「えー?そう?そういわれるとそんな気もするけど・・・?」だったの。だってさ、普通のおじさんなんだもの。あんまりオーラとかない、ピンクのTシャツ着たおじさんだったよ。(大ファンの人とかいたらごめんなさい)休憩時間に王様が席を立って何気なく前から見て「間違いない」だそうでした。だから何だってわけでもないんだけど。サイン貰ったり握手して貰ったりはしませんでしたよ。ちょっぴりワクワクしただけ。そんだけ良い席取ってくれたんだなぁと、弟子のらく次さんに感謝感謝。らく次さんはジーンズ姿でチケットのもぎりやってました。今度は、らく次さんのも見に行くよ。師匠のチケットばかり取って貰うのでは申し訳ないものね。
うーん、それにしても志らく面白かったっす!終演は9時を回ってたから2時間近く、1人でしゃべりっぱなしでしょう?しかも当たり前だけど全部暗記してるんだよね?凄すぎる。前にテレビで見たら汗だくでしゃべってたけど、確かに汗だくにもなるよねぇ。これで3500円とはお得です。
下の写真が大林監督の後ろ姿。いいよね、後ろ姿なら隠し撮りして載せたって。