のんちゃん

2008.6.26のんちゃん

しつこく、スプラッシーに通いつめる私たち。今日は私は遅めに出かけたので、最後にお客が私だけになりました。マスターと2人、近くに住むのんちゃんというゴールデンの話をしていたまさにその時、お店にのんちゃんのママが飛び込んできました
のんが、もうダメかもしれないから、来てください」。急いでマスターと私が駆けつけると、のんちゃんは細い息をしていました。のんちゃんの名前を呼び続けるママ。みんなでのんちゃんをやさしくなでてあげました。そして、3人が見守る中、のんちゃんは静かに静かに息を引き取りました。駆けつける前は、荒い息で苦しそうだったそうですが、私たちが駆けつけてからは、静かで、まるで眠るようで、「心臓が動かなくなった」とマスターに言われても、信じられないくらいでした。
マスターの指示で、みんなでタオルでのんちゃんをきれいに拭いてあげました。マダムがお店から段ボールを持ってきてくれて、シーツを敷いてその上にのんちゃんを寝かせました。のんちゃんは相変わらず眠っているようでした
のんちゃんと初めて会ったのは、今年の3月。日曜のお散歩中の時でした。http://d.hatena.ne.jp/sumi0627/2008031611才なのに、驚くほど元気だと、ママはそういってました。そして2回目に会ったのは、アポロも通う病院で。「のんちゃんにガンが見つかった」と、その時もママは泣いてました。それから何度かメールのやりとりをして、のんちゃんが余命3ヶ月と言われたこと、肺に転移が見つかったことは聞いていました。でも、それがつい2週間ほど前のこと。余命3ヶ月といっても、半年頑張る子も1年頑張る子もいるからって、また遊びましょうと励ましていたつもりでした。まさかこんなに早くお別れが来るなんて
でもね、ママもお仕事をしていて、しかも出張だったのに、ママの帰りを待って、ママの顔を見て安心して眠りについたの。きっとママに会いたい一心で頑張ったのだと思います。パパとママに一杯愛され、最後にママの腕の中で息を引き取ることが出来て、のんちゃん、幸せだったね
ママのお友達が駆けつけてくれるまで、私は一緒にのんちゃんをなでながら、いろいろな話をしました。たった3回しか会ってない私なんかが?いてもいいのかな?とも思ったのですが、ママを1人にすることは出来ませんでした。私なんかでも、少しでも一緒にいて気持ちが紛れるなら、落ち着くならと思い、ただただ2人で泣きながのんちゃんをなでながら、いろんな話をしました。
土曜日にのんちゃんはお空に帰っていきました。

今まで、何人かのお友達とお別れをしたけれど、最後の時に一緒にいたのは初めてでした。
とってもとっても悲しい出来事でした。
どうか、ママが今は悲しくてもすこしずつ元気になりますように。
のんちゃん、お空からママを応援してあげてね。
写真は3月に初めて会ったときのもの。