A・オリゼーの話

2008.3.7もやしもん

先月の22日の日記で味噌を仕込んだ話を書きましたttp://d.hatena.ne.jp/sumi0627/20080222。日記の最後に、「もやしもんオリゼーの話しはまた今度」と書いてそのままになってたので、今日はオリゼーの話
もやしもん」ってのはイブニングに連載されてる石川雅之の漫画農大を舞台にした漫画で、主人公は「麹屋」の沢木直保。こいつはなんとあらゆる菌が肉眼で見えるという特異体質。舞台が農大なので、「発酵」や「菌」の研究は勿論専門。怪しい名物老教授や先輩達と繰り広げられる「菌」の物語なのだ。
我が家は発酵食品大好き!なので、そもそも内容がとっても興味深い日本酒の話、ワインの話、超クサイ食べ物「シュールストレミング」や「ホンオフェ」などなどへぇ!ほぉ!という話題が沢山。勉強にもなるのだ。
しかも、沢木直保に見えてる菌達がかわいい♪一番メインで登場するのが、「A・オリゼー(Aspergillus oryzae)」黄麹菌。日本を代表する菌。デンプンの糖化に優れ、酒、味噌、醤油等の製造に利用される。と公式サイトでは解説されてる。下の写真が、王様が買って来ちゃった「限定版・もやしもん6巻」についてた巨大オリゼーのぬいぐるみ。ね、かわいいでしょ。そんでこの「A・オリゼー」の仲間が「A・ソーエ」。こっちは塩分に強のだそう。こいつらがいないことには、味噌も醤油も大好きな日本酒も出来ないの!ああ、なんて素晴らしい菌なんでしょう。先月、私が仕込んだ味噌も最初に塩と米麹をまぜまぜするところからスタート。今頃、樽の中で、ソーエが「かもすぞー」と頑張ってると思うと「がんばれソーエ!」と応援したくなるのだった。「かもすぞー」は「醸すぞ」ね。
日本は発酵食品が多いとは思ってたけど、世界中あらゆる所でいろんな菌達がいろんなものを美味しく醸してるのですよ。チーズもキムチも生ハムもパンもヨーグルトもビネガーも「醸し」なしに出来ません。発酵食品のない食卓なんて!ありえない!