一応完治宣言

2008.1.20一応完治宣言

久しぶりの腫瘍専門医の診察でした。
6月の肥満細胞腫の手術から7ヶ月、本日「完治」との言葉を先生に頂けました。なんで7ヶ月なのか?3年という先生もいる、という話もあるのですが、まぁともかく、アポロがかかっている先生は、アポロには「ほぼ、95%、完治といえる」と言いました。なにはともあれ、ほっと一安心です。
ただし、アポロがもう肥満細胞腫にならないのか?というとそう言うことは全くなく、また、いつどこに出来るかそれはわかりません。それは「再発」や「転移」ではなく「新たに出来た肥満細胞腫」という事になります。今回の、右前足に出来た肥満細胞腫に限っては、再発・転移の心配はほぼないということです。
そして、肥満細胞腫以外の悪性腫瘍も数限りなくありますから、7歳になっているアポロはとにかく何かあっても早期発見できるよう、日々なで回しいじくりまわしてチェックチェックなのです(笑)。
ところで、今回先生に確認してみました。一般によく言われている「つまんでみて皮膚にくっついてくるしこりは悪性ではない」は本当か?全くそう言うことはないそうです。それからゴールデンやラブラドルは脂肪腫も多いので「これは脂肪だから」と飼い主の判断で放ってあるという話もたまに耳にしますが「獣医でも見ただけ、触っただけでは脂肪腫か悪性腫瘍かはわからない」だそうです。脂肪腫にとてもよく似た肥満細胞腫もあるのだそうです。その先生の経験で「脂肪腫である可能性が高い」というのはあるでしょうが、検査をしてみなければ確かなことはわからないとのこと。
勿論、何でもかんでも針で刺してみるというのが良いとは思いません。それが刺激になってということもあるでしょうから。でも、とにかく今自分の犬の何処と何処にどのくらいの大きさのしこりがあるかは把握して、常に変化がないかは注意しておく必要があると思います。
ちなみに、完治と言われたとはいえ、アポロにはお腹に脂肪腫、背中に米粒ほどのしこり、歯茎の盛り上がり(というか歯の陥没というか)などがあるので2ヶ月に1回ぐらい見せに来てくださいね、と言われました。こちらもその方が安心です。
と、まじめな話になりましたが、愛犬と愛猫を、それと人間の子供もね、守ってあげられるのは私たちです。犬や猫や赤ちゃんは自分でしこりあるとか大きくなってきたとか言えませんもの。
そして最後に、「完治」と一応言われるまで来られたのも、皆さんの応援のおかげです。本当にありがとうございました。
上の写真は病院で嬉しそうなアポロ。
そして下の写真は・・・。なんじゃこりゃぁ?これでも一応ぐっすり寝てるんです。これが皆さんにお礼を言う態度か?ま、日記がまじめだったんで、これで笑ってもらうって事で。こんなつっぱらかってて、寝苦しくないのかねぇ?