「ポチたま」どうでした?

2007.11.10眠るアポロ

金曜に放送された「ポチたま」どうでした?私ったらまた前日の告知で見損ねた方も多かったかしら・・・。
私としては、予想していたより良かっと思います。
毎週見ているわけではないのに、こんな事を言ったら失礼かもしれないけれど、私の中で「ポチたま」の評価は微妙です。やはりあくまでバラエティ番組。ドキュメンタリーでも報道でもないので、どうしても番組をおもしろおかしく、感動的に仕立てる傾向にあります。それは、テレビとしては当たり前のことで、仕方のないことです。ペットの「面白い芸」や「セレブ犬」を大げさに面白く取り上げたり・・・。多分、それが気に入らなくて毎週見る番組、にならないのだと思うのですが。
ですから、そういう縛りというかバラエティ番組としての制約がきっとあっただろう中で頑張ったんじゃないかなー
宮崎の動物保護管理所と内部の保護された犬たちを写し「三日間の保護期間の後、飼い主や新しい引き取り手がいなければ処分される運命にあります。悲しい命の現場」というナレーションと字幕。犬たちの鳴声が悲しく響きその後「数多くの犬やネコたちが、こうした全国の施設で処分されているのです」というナレーションに、さらにかぶせるように犬の長い鳴声
その後は、ひまわりちゃんの感動ストーリーなのですが、最後に「しかしその一方で、今日もたくさんの命が捨てられています。人々の身勝手さから動物管理所に集められるペットたち。年間30万頭を越える犬や猫が悲しい最後を迎えています。人間が作り出したこの悲しい現実から動物たちを救えるのは私たち人間しかいないのです。」というナレーションと、管理所の子たちの姿を映し一頭一頭の澄んだ目を映し。犬と猫の処分数を画面に数字でしっかり出した
ひょっとしたら、ひまわりちゃんの感動ストーリーだけで終わっちゃうかと、それでもしょうがないかなと思っていたので。あの最後の管理所に入れられた子たちの目が、見た人の心に残ればいいと、そう思いました。
私の日記を読んで、番組を見た友人から「娘が、できるならみんな引き取ってあげたいと言った」というメールをもらい、嗚呼良かったと、思いました。「ひまわりちゃんが助かってよかった」じゃなくて、助からなかった他の子に想いを向けてくれたことが、本当にうれしかったです
おっと、「ポチたま」に良かったです、のメールを送るの忘れてました。送ろうっと!
写真は関係ないけどアポロの穏やかな寝顔。管理所の子たちはこんな顔で眠ることは無いんだろうな。