マザーハウスのバッグ

2007.11.7マザーハウスのバッグ

使いやすいバッグってなかなか無いモノで、何だか結局アディダズのビニールのばかり使ってる私。
ちょっと前に、心惹かれるバッグのブランドを見かけた。日経マガジンという月に1回日経新聞と一緒に届けられる冊子なんだけど、そこに出ていたマザーハウス」というブランド。1981年生まれの山口絵里子さんという若い女性が立ち上げたブランドだ。
素材はバングラディシュのジュートと皮。原料の調達からデザイン、生産までをすべてバングラディシュで行う
ジュートって小学校の社会でやったっけねぇ。そうそう、バングラディシュの輸出商品だったっけ。ジュート(麻)って教科書には書いてあったけど、日本で洋服などに使う麻とは違う。日本では素材としてスポットを当てられてこなかったモノだ。
ちなみに、「ジュートとは麻の一種で通常の植物の5〜6倍の二酸化炭素光合成の過程で吸収し、廃棄時には有毒なガスを一切出さず、そして何と粉砕すれば肥料としても使用できる環境にとっても優しい素材」だそう。
バングラディシュという国は、大変貧しい国。貧しい国を助けるために、先進国では様々な援助をしているけれど、彼女の理念は、「善意や自己犠牲の上に成り立つ援助や寄付という形ではなく、経済の基盤をしっかりと持った持続的な協力の仕方。それは、途上国にある資源を使って、先進国でも十分通用する商品を作り、輸出を促進することだ。」というもの。
確かに、一時的な同情で寄付をしたり途上国製の実は好みじゃなかったり割高だったりする商品を買ってあげても長続きしないかも。その商品が途上国の援助になるから買うのではなく、デザインが良くて使いやすいバッグを買ったら、結果的にバングラディシュ製のモノだった、というのが本当の意味で途上国を自立させる事につながる。さらに、金銭的な寄付のお金が庶民には実際には届いていないという現実も耳にする。
と、説明が長くなったけど、その理念に共感して、昨日入谷まで出かけて、マザーハウスのお店で買ったバッグが上の写真。クロワッサン型のバッグで斜めがけもショルダーもOKなタイプ。私の場合やっぱり斜めがけできないと不便。この色はジュートの色そのまま。他に濃い茶色やオレンジに染色したバッグもありました。お値段は9800円。まだ使ってないけど軽くて良い感じ。ちょっと写真がイマイチ上手に撮れなかったのでHPhttp://www.mother-house.jp/index.shtmlで見た方がよく分ります。
まだ未使用ですが、使いやすかったら他の形も買ってみよう。ちなみに入谷じゃなくても、デパートでも入手できます。