カラフト伯父さん

2007.7.19カラフト伯父さん

定期的にこちらに登場する「船橋演劇鑑賞会」。いつもは姉夫婦と3人で行くのだけど、今回は姉夫婦の都合が悪く、私のお友達、詩音ちゃんママと永遠くんママに代わりに一緒に行って頂ことにした。
今回の演目はトムプロジェクトの「カラフト伯父さんhttp://www.tomproject.com/works/uishin.html脚本は、『月はどっちに出ている』や『OUT』、『血と骨』の鄭義信。出演はベンガル岡田義徳、富樫真。
今回は、正直面白かった!上演時間も休憩なしの1時間45分と短め。その中にちゃんと凝縮されている感じで、物足りなさは感じない。そもそも今までの2時間半とかって私には長すぎてキツかった。1時間45分、ちょうどいいのよ。テンポのいい会話、展開、そこここにちりばめられたユーモア、そして、涙。沢山笑わせてもらいながらも、阪神大震災で徹が負った傷の深さ、そして親子とは?本当の「さいわい」とは?とテーマを投げかけてくる
今回来られなかった姉夫婦が聞いたらショックかもしれないけど、ここ最近の船橋演劇鑑賞会の中では断然良かった
お芝居ってどうしても作り手の自己満足な部分が見え隠することが多く、「演劇ファン」というよりは「広くエンターテイメントを求める」私としては、理解しかねる事があったのだが、今回は素人で一般人な私も手放しで楽しめる作品だった。
次回は「はだしのゲン」こりゃまた重いなー。今まで戦争テーマのお芝居にいい評価をしてこなかった私。だって、伝わらないんだもの。戦争物に厳しい私を満足させられるか「はだしのゲン」。期待しておるぞ