病理検査の結果

2007.6.24病院の待合室

夕方4時から、腫瘍専門医H先生の診察でした。
術後初めてです。もしかすると、病理検査の結果が来週出ているかも、と退院したときに言われていたので、ドキドキでした。
まず傷の治りは順調で、問題ないとのこと。
そして、肝心の病理検査の結果。検査機関から送られてきたFAXの一番下の行に「マージン(+)です」という文字が見え、目の前が真っ暗に・・・。が、先生の話を聞いて、マージン+なのは、一緒に一応取って検査に出した別の良性のただのイボの事と判明。あー、びっくりした。
肝心の肥満細胞種はマージン(−)でした。
悪性腫瘍の場合、ガン細胞の広がりを考え腫瘍本体より大きめに切除することが多いのですが、肥満細胞種の場合、ガン細胞がたこの足のように広がる事があるので、大きめに切除しても取りきれないという可能性があります。切り取った部分を病理検査に出しその一番外側の部分にガン細胞が存在しなかったことをマージンマイナス、存在した場合をマージンプラスと言います。プラスだった場合には、体に取りきれなかったガン細胞が残っている可能性が高いため、抗ガン剤などの治療が必要になることがあります。
つまり、手術ですべて取り切れた、と太鼓判をもらったわけです。涙が出ました。
今まで味わったどんな合格発表よりうれしかった。
とはいえ、今後の治療について先生から宿題が・・・。ステロイドを飲ませ続けるかどうかです。再発の防止のためにステロイドを7ヶ月飲ませ続けるのが安全を見た場合。でも、ステロイドには副作用もあり、アポロの様にステージ1a、グレード1、マージンマイナスという場合、再発のリスクと薬の副作用のリスクとどちらが大きいか微妙だということ。来週までに相談して決めてきてくださいとのことでした。ううむ、難しい問題です。
でも、今日はとにかくうれしくて、帰りにカヴァとチーズを買って、ケーキも買って乾杯しました。
勿論、治療は終わったわけではなく、再発のおそれ、別の場所にでる事も十分考えられる腫瘍ですので、油断は出来ませんが、一安心という感じです。
本当に皆さんにご心配いただき、ありがとうございました
皆さんの応援があったから乗り越えることが出来ました。1人じゃないんだって、心から思いました
写真は病院の待合室でのアポロ。