ダリ美術館

2007.3.11ダリ1

ついについに最終日です。明日はもう帰国するのみ。
王様は昨日のクラシコ観戦で燃え尽き、今日はおまけのようなものと言っています。
さてさて、本日の目的地は「フィゲラス」というバルセロナから電車で2時間ほどのフランスとの国境近くの町。ここはダリの生まれた土地で、ダリ美術館があります。これが実はたどり着くまで大変でした!駅はホテルの近くなんだけど、切符の買い方、電車の時間、発車のホーム、何もかもわからない。とにかく「フィゲラス!フィゲラス!」と連呼して、ようやく30分ほど待って電車があることが判明。英語すらほとんど通じないって結構キツイ(もっとも、私たちの場合、特に私は英語も小学生レベルだけどね)。
乗ってしまえばのんびり列車の旅。「世界の車窓から」の音楽がBGMに流れそうな、穏やかな景色の中を進んでいく。
でもって、ダリ美術館見てきましたよ。やっぱり、変だわ。天才って変なのね?でも、とって面白かったです。もともと芸術についてはよくわからない私たち。面白い方がイイのだ。「何?この卵?」「なに?このうんPみたいの?(パンだそうだが、私にはアポロの固めのうんPにしか見えない)」といいながら楽しく見学できました。併設のジュエリー館もステキ。女性としてはこれまたぐっと来るのです。ちょっと変だけど美しい。ちょっと変だから余計美しい。おそるべし、ダリ
    
帰りの電車があまりないので、ゆっくり昼飯を食べることが出来ず、駅前のファストフードで、サンドイッチ。これが美味しかった〜。目の前でお肉を巨大な固まりから削ってくれて、カリッと焼いたパンに挟んでくれました。

そして、これが最後の夕食。ディアゴナル駅近くの「エル・トロバドール」という店。カタルーニャ料理も多いって書いてあるから、ここなら王様の希望「サルスエラ」という魚介のトマトソース煮込みも食べられると思ったのだけど・・・無かったのだ。「サルスエラ」が。王様がっかり
カヴァを飲みながら、海老とパプリカのサラダと、ウサギのロースト食べたんだけど、王様物足りない様子。で、どうしても「サルスエラ」を食べると言うのかと思ったら、なんと「〆にラーメン食べたい」だと。うそだろう
うそだろう?っていうかやっぱりねっていうか、なのだ。というのは、10年前の新婚旅行の時、エジプトでどうしても日本料理が食べたくなった王様に付き合って、店を探すため2時間近く訳のわからないエジプトの町を彷徨ったのだ。結局ガイドブックに出ていた日本料理の店は発見できず、ホテルの馬鹿高いカツ丼を食べる羽目に。じゃぁ最初からホテルで食えばよかったじゃん。
もちろん、私もそのときの経験から今回は醤油とカップみそ汁を王様のために持参しましたよ!ところが王様「みそ汁じゃなくて炭水化物が食べたいのだ」そうだ。
で、仕方ないから日本料理の店に入ってラーメン食べましたよ。私は小倉アイス。でもね、店の名前は出さないけど感じ悪かったの〆のラーメンとアイスだけの客なんて迷惑ってかんじがひしひしと伝わってきて。その上9ユーロぽっちではカード払いは勘弁してと言われるし。
まぁね、食べたくなっちゃうのは仕方ないよね。責めることはできないよ。よし!次回は(次回があるならだけど)「赤いきつね」と「カップヌードル」ね。いや、もっと生麺っぽいヤツの方がいいかな。「ラ王」とか?
こうして、スペイン最後の夜は、醤油ラーメンで終わったのだった
最後の写真は今日のアポロ。ご飯の時はよそにお泊まりでも目の色が変わるらしい。元気な証拠。