フォアグラの生産方法

2007.1.31フォアグラ

先日、思わせぶりに「また次回」と先送りしたフォアグラの作り方について書かせていただきます。
要するに、病気のガチョウなんです。食べすぎで完全な脂肪肝を人工的に作ってるわけです。
以下ウィキペディアの記載内容です。
今日フランスでフォアグラ用に供されるガチョウは Oie de Toulouse(オワ・ド・トゥールーズトゥールーズのガチョウの意)などの大型品種で、初夏に生まれた雛を野外の囲い地で牧草を餌に十分運動させて育て、基礎体力を付けさせる。夏を越して秋になると狭い場所に閉じ込めて運動できないようにし、消化がよいように柔らかくなるまで蒸したトウモロコシを、じょうご(ガヴール)で強制的に胃に詰め込む強制給餌(ガヴァージュ)を1日に3回繰り返す。これを1ヶ月続けると、脂肪肝になった肝臓は2kgに達するほどに肥大し、頭部と胴体を水平にする姿勢しかとれなくなるに至る。フォアグラはこの段階のガチョウをしめて取り出し、余分な脂肪、血管、神経などを丁寧に除いてから、冷水に浸して身を締める
文章で読むとそっけないのですが、動画を発見しました。狭い檻に閉じ込め、本当に本当に無理矢理口に管を突っ込んで、エサを流し込まれています。残酷です。結構凹みました。
今後、フォアグラを食べる事があまり無いと思う方は、何も見る必要は無いと思います。でも「フォアグラ大好き!」っていう人は、やっぱり自分で見て、それで今後も食するかどうかは考えて決めて欲しと思います。かくいう私は、多分、今後も食べます。でも少し控えようかなとは思いました。
動物虐待では?と思われる食文化は結構あります。フォアグラが虐待なら、ブロイラーも同じでは?とか、魚の活け造りはどうなの?とか、キリがありません。私は菜食主義になるつもりは全くありませんし、フォアグラも、鴨も、馬も、鹿も、ウサギも、鳩も、食べたことないけどタヌキも食べたいし、生きてる魚は大好き。でも最低限、生きているときの姿や、作られる方法などは知っておくべきだと思うのです。見たくないものに「臭いものにフタ」して、美味しいところだけ味わうのは、食べ物になってくれた命に失礼ではないかと思うのです。
あ、でもやっぱり残酷っちゃぁ残酷なので動画見るのは覚悟してくださいね。とはいえ、この間の毛皮に比べると、それ程ではないですけどね。
こちら↓が「鴨さん」のブログで、動画ってのをクリックすると見られます。この方は、お肉としての鴨じゃなくて、かわいい鴨として愛していらっしゃるようで、相当ショックを受けられたようです。心中お察し申し上げます。
http://kamolog.seesaa.net/article/13723526.html

ちなみに、私の隣には、無理矢理食べさせてなんかいないのに、自発的にフォアグラを体に作ってる人がいますが・・・。食ったら美味いのかな?上の画像はフレッシュフォアグラ。下の画像は無理矢理エサを食べさせられてるシーンです。