千の風になって
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
秋川雅史というテノール歌手が紅白でこの歌を歌ってから、凄くヒットしてるらしい。オリコンのシングルチャートで首位になったそうだ。クラシック系のアーティストがシングル首位となったのは初めてらしい。紅白は見てなかったからその時は知らなかったんだけど、最近テレビでも随分話題になっている。ついこの間、初めて実際に歌ってるのを聞いた。朝のワイドショーに生出演して歌ってたのだ。
泣けた。涙が止まらなかった。
正直、彼の声は別に好みではないし、このメロディも特に好きな感じではない。
でも、この歌詞は、ダメだ。
大切な誰かをなくした人はきっと、その人を思いながら涙を流したろう。私は、7年前に亡くなった父のことじゃなくて(父ちゃん、ゴメンよ)、まだいるアポロの事を思って泣いた。
昔はこんなじゃなかったのに、最近すっかり涙腺が弱くなった。恋人との別れを歌った歌でも、犬との別れを歌ってるように聞こえて、涙が出る。いかんなぁ。