愛の流刑地

2007.1.11愛の流刑地

お友達の詩音ちゃんママに誘っていただいて、「愛の流刑地」の試写会に行って来ました。
渡辺淳一原作の日経新聞に連載されてたヤツね。
いやぁ、濃い映画でしたわ。主役は豊川悦司寺島しのぶ。10年近く作品が書けない作家と人妻の愛の果ての死。と、簡単に書くとそれだけなのですが、2人の絡みも濃かったけど、何と言うか、「究極の愛」みたいなのが、もう強烈に濃厚なのだ。子供もいる人妻が、作家との愛にどんどんおぼれていって、最高の時に「今ここで、殺して」と懇願して殺してもらうのですが。「えー?そんなに好きなら、子供も夫も捨てればいいじゃん。まぁ倫理的に問題はあるけどさ。何も死ななくても。っていうか、どうしても死にたいなら自分で死なないと。作家の方にも子供とかいるわけだしさぁ」とか思ってしまう私って、究極の愛を知らない女かしら?ああ、でもそんなこと言い出したら、恋愛小説や恋愛映画って理屈じゃどうしようもない事だらけだからなぁ。すべての恋愛映画、見れなくなっちゃうじゃん、枯れた私ったら
とはいえ、濃厚な恋愛映画がお好きな方はご覧になっても良いのでは?
ところで、ヒロインの冬香役は鈴木京香石田ゆり子に依頼したが断られたとか。なるほどねー。ちょっと激しすぎるもんなぁ。でも原作を読んでいた詩音ちゃんママが言っていたイメージだと、鈴木京香の方が合ってた感じ。そして、作家役は、役所広司って話あったらしい。コレも原作は55歳の設定、映画では45歳に引き下げています。原作を読んでないので、私は特に先入観なく見られましたけどね。一番違和感があったのは、検事役の長谷川京子。あんな、胸の谷間や太もも露出する検事なんていないってば。