懺悔〜リアルファーの正体〜

2006.11.07

この時期になると、店の服売り場は冬物。家に届くカタログ通販も冬物。ファッション誌も冬物。
そして、冬物の女性ファッションといえば目に付くのがファー。昔は「毛皮のコート」ってのは一部の金持ちマダムが「ザマース」と言いながら着ていたもんだ。(ホントか?)けど、最近、リアルファーのコートが手の届かない値段でもなくなっている襟だけファーのセーターとか、バッグなんかだと数千円のものもある。何でか?中国で大量生産しているからです。
ウサギやキツネが大量に生産され、閉じ込められ、生きたまま毛皮をはがれているのです。知ってましたか?私はー、知ってるのに知らない振りをしてたのかもしれない。ほんの数年前までは、何も疑問を持たずリアルファーのアクセサリーやバッグを買ってました。でも生きたままとは流石に思わなかったし、養殖してるとまで思ってはいなかったかも
そしてそして、もっと信じられない事実。「ウサギ」と書かれて中国から日本に輸入されているファーの中には、犬や猫のものもあるのです野良犬、野良猫が捕獲され、生きたまま毛皮を剥がれるのです。どんなに苦しいだろう。コレを聞いた時、ネットで画像を見た時、ひどいショックでした。私が持っているふわふわのウサギのバッグは、中国のアポロだったのかもしれない。ごめんなさい。いえ、ウサギだったら良いというわけではないのです。でも、犬や猫かと思うとたまらない。知らなかった事は、言い訳にならない。知ろうとすれば、もっと早く知ることが出来たはず
生産している中国が悪いとは言えないのです。日本人が買うから、生産するのです。需要が無ければ、供給もありません。どうやら安い毛皮を喜んで使うのは日本人ばかりのようで、ヨーロッパやアメリカでは反対運動も激しいですよね。確か、カミーラ夫人はキツネの襟巻きしてて、非難ごうごうでした。
良く、「最近のフェイクファーは、とっても良く出来ていて、リアルファーと区別が付かないくらいだ」と言いますが、私は違うと思います。リアルファーは明らかに手触りが良く滑らかです。そう、アポロを撫でたときに似ているのです。それがどういうことか、もっと良く考えるべきでした。
でも、絶対に世の中のすべての人が、毛皮を着てはいけない!とは思いません。例えば猟師が自分で獲った獲物の毛皮を着たり、寒い国の人がアザラシを着たり。それから、どんな風に生産されているかを知って、それでも尚且つ、「自分にはこの毛皮が必要」と思う人もいるでしょう。それは、人それぞれの価値観です。私は、そんな風に作られているなら、もう二度と買うまいと思っただけのことです。だけど、知らない事を言い訳に買い続けるのは、一番罪が重いと思うのです。
知らなかった方は残酷な画像もありますが、是非一度見てみて下さい。「毛皮はいらない連絡網」です。http://www.nofur.net/gen/index.aspただし、動画はかなりショッキングで、残酷です。本当に、強烈です
ってな話を、姉に熱く語ったら「私、最初からファーとか欲しいと思ったこともないし」と一蹴されました。すんません。私やっぱ女王なもんで、ゴージャスなものが好きなのよね
で、今持っている中国のポチだったモノたちは、手厚く葬るわけにも行かないので、大切に使わせてもらいます。けど、もう二度と買わないよ。ごめんね。
上の写真は左が元シェパード、右が元キジトラ(泣)。
下の写真は私が買っていたリアルファーのアクセサリー達。髪飾りなんて数百円だった。ホントゴメン。許して。ポチ。(なぜポチ?)