勝手すぎる「勝手に氷」

2006.7.25勝手に氷

ウチの冷蔵庫は、結婚したときに栃木の母に買ってもらったもの。10年選手だ。10年以上前の冷蔵庫は、買い換えたほうが電気代を考えたらお得、とよく聞くが、壊れないうちはそういうわけにも行くまい、と思っていた。ところが、2週間ほど前に「勝手に氷」の機能がおかしくなった。今でこそ、氷が自動で出来るのは当たり前だけど、10年前は全部の冷蔵庫に付いてるわけじゃなかった。会社の先輩が「冷蔵庫は勝手に氷がいいわよ!」と教えてくれたのだ。いやー、これがホント使える機能で、特に夏場には欠かせない
それなのに、何だか氷ができないのだ。トレーに少ししか氷が無いのに、タンクには水がいっぱい入ってるのに、出来ない。しかも、給水ランプがつきっぱなし。一度タンクを抜いて、再び差し込むとランプは消える。が、氷が4〜5個できるとまたランプがつく。やばい。こんな時期に氷が無いなんて。タンクを抜いたり差したりの日々が1週間ぐらい続いた。修理かなぁ。修理代幾ら以上だったら買い替えようかなぁ。なんて思って、電気屋に行くとつい新しいのを見たりした。新しいのも、いいね。最新のヤツ。なんてちょっと心が動いた。
そんな時、2週間前に注文した「タンクに入れると氷が美味しくなるセラミック」が届いた。「えー、今更。まぁ最後かもしれないし入れてやるか」とタンクをよく洗い、セラミックを交換した。
そしたら!その直後から急に氷がガンガン出来始めたのだ。えーっ?なぜ?新しいセラミックがうれしかったのか?それとも買い換えられるのに気づいて頑張ったのか?タンクの洗浄はたまにやってたし、調子が悪くなってから吸い込みが原因かと、ちゅーっと吸ったりもしたのに。
しかも、まるで「すみません、ちょっと夏休み頂いてたんで、休んだ分とりかえしますから、クビにしないで下さい」といわんばかりに、これでもかと氷を作るのだ。調子悪くなる前以上に沢山。そんなに作らんでいいって。ある意味壊れていたりして。まぁせいぜい頑張ってくれ。クビは見送りにしたから。