クイールの写真展

2006.7.24クイールの写真展

日本橋高島屋盲導犬クイールの写真展が開催されていたので、ちょっくら行って来た。
盲導犬クイールは本も読んだし、ドラマも見たし、今更写真展見ても、きっと見てる写真ばかりに違いないと思ったのだけど、やっぱり違った。見てない写真もあったけど、それより何よりやはり大きいパネルで作品を見ると全然違う。迫力があるというか、クイールの寝息が聞こえてきそうな、訓練中の足音が聞こえてきそうな、そんな感じがした。
盲導犬についてある程度勉強した私にとっては、クイールは特別な盲導犬ではない。使用者の方との辛い別れはあったけれど、どの盲導犬もきっとクイールと同じように無償の愛と信頼関係で視覚障害者の方とつながっている。どの盲導犬にもきっとすばらしいドラマがあり、愛がある。つい泣いてしまうけど、クイールは決してかわいそうではなく、幸せな一生を送っている。よっぽど「どうぶつたちへのレクイエム」のほうが「かわいそう」の涙が出る。でも、クイールの物語があれだけ人々の感動を呼んだのは、この秋元良平さんのすばらしい写真の賜物ではあるまいか。ハーネスをつけて、小学校でPR活動をするクイールの写真を見たら、中部盲導犬協会の犬達を思い出した。グランとアース、元気だろうか?私の代わりに誰かがPR犬と活動してると思うと、当たり前なんだけどちょっとさびしい。