食品の裏側

2006.7.6食品の裏側

加入している「なのはな生協」の主催で、安部司氏の講演が市川であったので行ってみた。安部司氏は王様がちょっと前に買って来た「食品の裏側」という食品添加物について書かれた本の著者。45万部も売れたベストセラーである。
本がとっても面白かったので、本人のお話が聞けるチャンス!と思い、申し込んだ。それに、私の大好きな「無料」なのだ
まぁ要するに、食品添加物は怖いよって話なんですが、結局は私たちが判断するのだ、ということです。だって裏に全部書いてあるんだから。手作りっぽく見えるコンビニのおにぎりやポテトサラダ、サンドイッチにもたっぷり添加物が入っています、という話でした。「保存料、合成着色料無添加」をうたい文句にしていても「保存料」というジャンルでないけど保存性をよくする添加物が代わりに何種類も入っていたりするんだよ〜。だまされちゃいけないよ〜。だそうです。
福岡の養豚場ではこんな「トン体実験」も・・・。http://www.harmonicslife.net/Blog/2005/SavedPages/SickPigs/SickPigs.html
私は食品メーカーに勤めていたので、一般の人より食品添加物の知識はある方だと思っていたけど、逆にそのせいで判断が甘くなっていたかもしれません。でもね、全否定は出来ない。だって、あのアポロチョコレート。香料と天然着色料が入っています。着色料なんかいらなーい!と思うかもしれないけど、入れないとね、アポロの上の部分白くなります。いくらイチゴ果汁入れても、ちょっと時間がたつと退色しちゃうんですよ。そして、香りも。生のケーキならイチゴ果汁や果肉で風味が出るんでしょうけど、過熱して、包装して、1年賞味期限を付けるチョコレートには無理。って、メーカーの肩を持つわけではないけどね。白いアポロは美味しくなさそうでしょ
簡単便利で、日持ちして、安く、美味しい(化学調味料的おいしさ)ものには必ず多量の添加物が入っている。安全とそれは両方は取れない。そうだよなぁ。本当に無添加のものは高い。すぐ腐る。○ウエッセンの美味しさは添加物の美味しさなんだよなぁ。でも美味いもんは美味いのでたまには食べるさ
人間の食べ物は添加物は全部表示されているので、自分で解かって食べることが出来ます。でもペットの食べ物は表示義務はありません。ペットフード公正取引協議会では材料の80%までを表示すればよいことになっていて、添加物を表示するかどうかもメーカーの判断です。怪しいメーカーの犬用ジャーキーをあげるなら、生協のちくわの方がマシ、と私が思うのはそのためです
ちなみに安部司氏のお話、本と同様、軽快でユーモアたっぷり。解かりやすくとっても面白かったです。本もお勧め!