地域猫の問題

2006.6.29クールボードでくつろぐアポ

自治会で「千葉市制・出前講座〜犬・猫の正しい飼い方〜」ってのが行われたので、暇な専業主婦はちょっくら出かけてみた。市の「生活衛生課」から人が来て色々説明をしてくれるらしい。
今更正しい飼い方を行政に説明してもらう必要は私にはないけど、犬、猫を飼ってるものとして、何か犬猫のためになるような提案とか、意見とか言えたらなと思って、そして、市から来た人が何を言うのか聞いてやろうと思って
結局、来た人の殆どは「放し飼いの猫に困っている」人で、時間の大部分は「猫のウンチやおしっこへの苦情大会」に使われた。まぁ、猫を飼っている人が来てないんじゃそうなるわなぁ。でも、「糞をされないようにするには○○が効くらしい」ってな情報が解かっても、地域の野良猫、放し飼いの猫、避妊していない猫、結局は不幸な猫は減らない。
挙句、「愛護団体」と名乗る人から嫌な電話を受けたというおじさんが「あの、愛護団体ってのは何なんだ」とか言い出す始末。んで、腹が立ったのが市から説明にやってきたおっさんが「川崎で愛護団体に攻撃された市の職員が自殺した」なんて話を持ち出して、まるで「動物愛護団体はヒドイ」みたいな言い様だ。ごく一部に行き過ぎの団体もあるのかもしれないけど、なーんにもしらないおじさんやおばさんに「愛護団体=人間より動物の命を大切にするおかしい人たち」っていうイメージを植えつけるのはやめて欲しい。思わず「それは、ごく一部の特殊な例ですよね?殆どの団体はそんなことないですよ」と発言しておいた。まぁ、市の職員は「俺たちの仲間が愛護団体のせいで自殺した」なんて思ってしまったんだろうが。気持ちはわかるが、口では「処分を減らしたい」といいながら、減らす努力を一番しているボランティア団体のイメージを悪くするような発言はやめて欲しいものだ。
なんだか、ちーっとも建設的じゃない1時間半だったよ。
新宿での地域猫の成功例などをきちんと説明してほしかったなー。まぁこっちのお客のレベルも低いから、そこまでたどり着かなかったのかもしれないけど。やっぱ、田舎では新宿みたいになるのは難しそうだ。
あーあ、動物全体の幸せのために、何が出来るかって考えたいってのに、「クレゾールは効きますか?」だよ・・・。