犬のしっぽを撫でながら

2006.5.24犬のしっぽを撫でながら

小川洋子の新刊。
エッセイです。「博士の愛した数式」を書いて知った数学の美しさ、大好きなタイガースの事、小説を書くということ、など短い文章でつづられています。真ん中が緑の紙になっていて、そこはアンネ・フランクについて語られています。彼女は「アンネ・フランクの記憶」という作品を書いています。私はまだ読んでないのですが、読んでみます。
タイトルがこんなですが、犬については少ししか出てきません。小川洋子は「ラブ」というラブラドルレトリバーを飼っているんです。彼女の小説には良く犬が出てくるんですが、それがその子の息遣いが聞こえてくるくらいリアルでスゴクいいんです。実は小川洋子を初めて読んだのは「偶然の祝福」という短編集だったんですが、何かで検索をしていたら偶然その小説に「アポロ」というラブラドルレトリバーが出てくることを知ったんですね。で、これは読まないかん、と思い買って来たのです。そしたら、小説は私好みだし、犬も良く出てくるしってことで、一気にはまりました。これもアポロのおかげかな?
ちなみに、当然ですがこれは犬のしっぽを撫でながら読むことをお勧めします。もっとも私の場合「犬の体中を撫で回しながら」ってちょっとエロいタイトルに変更しないといけませんが。