過去の悪事

引越しの片づけで本棚を整理していたら思い出深いモノが出てきた。
アポロが何歳のときかはよく覚えてないんだけど、やらかした犯罪の傾向を考えると１歳になってたかどうか。
ある日、図書館で借りた本を返そうと思って探すと、床に転がっていたのだ。このようにぼろぼろの状態で。「ぎょえーっ！図書館の本なのにぃっ」いや、床に本を散らかしておいた私が悪い。けど、つい油断しちゃったんだからアポロもそーんなに子犬じゃなかったんだと思う。
しかも今気づいたよ、本のタイトル「王様の結婚」。当時はもちろんHPも作ってなかったので王様は王様じゃなかった。アポロはもしや未来を透視したのか？でも「王様の結婚」をぼろぼろにするなよ。
しらばっくれて、返却しようかとも思ったけど、ばれるに決まってるので正直に「すみません。犬にかじられました」と言ってみた。笑って許してくれるはずも無く。普通は現物を弁償なのだが、たまたまこの本は絶版で、代わりに何か指定の本を買って返した。古本屋でオッケーとの事で結局は１００円の出費で済んだんだけどね。
でも、今思えばしらばっくれて返さないでよかった。だって、今となってはぼろぼろの本も大切な思い出。この歯型すらもいとおしい。なんだか胸がきゅんとするよ。いつの日かこの本をなでながら泣くんだろうなぁ。ヤダヤダ。
上の写真は「そんな昔のことを暴露しないでよ！時効よ、時効！」とおっしゃるアポロ。ぼろぼろが良くわかるように下にも拡大写真を載せてみました。