バイバイ、グラン

2006.2.17グラン

盲導犬歩行体験インストラクターというボランティアをやっているのは、ここに何度も書いたけど、昨日も区内の小学校5年生盲導犬について説明してきた。
1月半ばに言われた時は、腰がまだダメで無理かも・・・と思ったのだけど多分このボランティアもこれで最後になる、と思うと何とかしてやりたかった。
幸い、PR犬の送迎も他の方がやってくれるそうなので、引き受けることにした。
今日のパートナーはグラン、6歳の男の子。もう一人のインストラクターのS浦さんと上手に実演をこなしてくれた。
私の方はもっぱらしゃべり専門。3年間やってきて、なんとか落ち着いて過不足なくしゃべれるようになってきたのに。そして、盲導犬の事だけじゃなくて、「わんちゃん飼ってる人手あげて」とか「わんちゃんこれから欲しいと思ってる人は」なんて聞きながら「もし、ワンちゃんをかうなら15年、20年の間本当にきちんと世話ができるのか、ちゃんと考えて覚悟をして、命を大切にして下さい」と伝える事もできるようになってきた。本当は「捨てられた犬がどうなっているか」なんて言いたいけど、盲導犬の説明でそれはやりすぎなので
盲導犬歩行体験インストラクターを3年間やれた事は、私のひとつの自信につながりました。
少しでも子供たちの心に響く講義ができること、そして健気なPR犬と一緒にやれる事、やりがいのあるボランティアでした。それから、ボランティアながら、謝礼が頂ける事は「遊び半分の暇つぶしのボランティアでなくきちんとプロとしての技術が求められている」という自負にもつながりました
社会福祉協議会の方々、いつも一緒にやってくださったボランティアのS浦さん、そして狭い車にいつもおとなしく乗ってくれたPR犬のグラン、アース。ありがとう。人間とはまた会おうと思えば会えるけど、多分グランにはもう会えないと思うと何だか切なくてお別れに抱きしめました。バイバイ、グラン。