映画セカチュー

2006.1.26映画セカチュー

映画ネタ続きですみません。
あまり外に出てないので、本と映画ばかり。「セカチュー」を読んだのでついでに映画のほうも見てみました。これが、思ったより良かったです。
あの薄い本をどうやって1本の映画にするんかなーと思ってたけど、主人公の今の恋人(柴咲コウ)を過去に上手く絡ませて話を膨らませている。主人公と白血病の恋人とのカセットテープのやり取りも効果的に現代に持ってきて、高松の思い出の場所を上手く辿らせる。
ううむ、よくここまで膨らませたなぁホント。ちょっと不満なのはじいさんが原作だと実のじいさんなのに、写真館のオヤジになってた事かな。原作で感じた切ないじいさんの愛が感じられなかった。
多分、私の中では数少ない原作を超えた映画だと思う。と王様に言ったら「それは、原作に思い入れがないからでしょう」と言われた。おっしゃるとおり。原作にものすごく感動しちゃうと、なかなかそれ以上の感動って2時間ぐらいの映画で得るのはハードル高い。
とはいえ、実は泣かなかった