読書モード

2006.1.14本

時々「読書モード」になったり「映画モード」になったりする。そういう時は家から殆ど出ずにむさぼる様に本を読みまくる。うっかりするとアポロの散歩も適当になる。ごめんアポロ。映画のときは毎日1〜2本ペースでビデオを見たりする。時には「お買い物モード」。やたらショッピングモールに出かけて洋服なんか買いたくなる。ブームが終わるとぱったり。何週間も本を手にしなかったりもする
今はちょっと読書モード。立て続けに「蹴りたい背中」(綿矢りさ)「完璧な病室」(小川洋子)を読み今は「禁じられた楽園」(恩田陸)の途中。ちなみに「蹴りたい背中」は思ったより良かったです。話題になった作品は過大評価されることが多いかなと思って、読む前ちょっと身構えるというか、期待しすぎると裏切られるのであまり期待しないようにするというか。なのであまり期待をしないで読みました。で、「想像していたよりよかった」という感想になってしまったわけですが。高校に入ったばかりの少女ハツが主人公なのですが、孤独を恐れるくせに、周りに溶け込む事の出来ない彼女の気持ちや、同じく孤独な少年「にな川」へのゆがんだ友情とも愛情ともつかない屈折した気持ち。それが「蹴りたい」な訳だけど、よく描かれている。変に何かが生まれたり解決したり成長したりしないのがイイ。短い小説なのでちょっと物足りなさが残ったが、まぁこのくらいにしておくのがいいのかも。前作「インストール」も読んでみようかと思わせた。「若いから」「○○賞受賞作なんて」とちょっと色めがねで見ていたことを反省。
しかし、私には「掃除モード」は一生来ないのか。まってるぞ、「掃除モード」