世界

2005.12.13世界

レフティの話を書きたかったので、前後してしまったけど月曜はまたまた映画に行きました。
ジャ・ジャンクー監督の「世界」。中国人監督、舞台も中国の北京。実はチケットが当ったのだ。あんまり見ないジャンルの映画だけど当ったし行ってみるか、ってな気持ち
お友達のJ子さんにお伺いを立てると(だって、つまらなかったらいくらタダでも悪いし)「見てみる」とのお返事だったので、今池の「シネマテーク」まで繰り出した。
何が驚いたって、映画館え?ここかい?って思うような入り口。古びた階段。階段を上るとさらに20年ぐらいタイムスリップした感じの受け付け。凄い!ある意味感動。座席は40席。
そして、スクリーンのピントが一瞬合わなかったり、途中でフィルムが途切れて真っ暗になったり自主上映か?ここは?でもこれもある意味感動。何か懐かしい気持ちになった。
映画の内容は、北京の「世界公園」というテーマパークで踊り子をするタオと彼女を取巻く人々の人生、とでも言おうか。現物の3分の1のエッフェル塔凱旋門、ロンドン橋、ピラミッド、世界の全てがそこにある。でもタオはその狭い世界から飛び出すことが出来ない。タオの揺れる気持ちを美しい踊り子のダンスを随所に見せながら描いてゆく。
タオの迷いや寂しさ、など共感できる部分もあるがちょっと長い感じ。映画通の人は絶賛するのかも知れないけど私は素人の映画好きなだけなので少々退屈した。J子さんは隣で静かな寝息を立てていた。ごめん!J子さん。マニア向けの映画につき合わせて・・・
下の写真は映画館の受付付近。結構凄いのわかるかな?