週刊朝日

2005.9.29週刊文春

とっても珍しく週刊誌なんぞを買ってみた。勤めてる時も情報誌やファッション誌は買ったけど週刊誌は全く買わなかった。なのに、思わず立ち読みだけでもしたくなったのは「伊賀のカバ丸」が帰ってきたって知ってました?という電車の中吊りのせい。えっと、今日の本題はカバ丸じゃなくて(否、カバ丸は私の愛すべき超名作漫画でございます!)立ち読みしたら、それよりもっと気になる記事が。「ペットたちの現実〜売れ残りや捨てられた犬猫たちに安楽な死はない〜」という記事でした。3ページにわたるこの記事には、ペットの売り買いされる市場の現実、ペットショップで売れ残ったペットの行く末、ひどいブリーダーでの悲惨な現状、そして衝動買いしたペットを保健所に押し付ける馬鹿飼い主と、そこで処分される犬と猫の運命。犬馬鹿、猫馬鹿な人たちは勿論あたりまえに知っている事だけれど、そうでない一般の人たちは知らないこのひどい現状を、短い記事の中でとってもわかりやすく、残酷な事実も包み隠さず、きちんと伝えている。立ち読みだけで済ますつもりだったけど、こんなきちんとした記事がのっているならと買うことにした。
全部知っている事なのに、見るたび涙が出る。
書いた人は、「作家 渡辺眞子」となっていた。調べたら「捨て犬を拾う町」等を書いたノンフィクション作家だった。偉いのは、この記事を載せる事にした週刊朝日だと思う。こういう記事を、本当に犬好きでも猫好きでもない不特定多数の一般の人々に読んでもらうことに凄く凄く意味があるのだと思う。このひどい事実を知らないで「わんちゃん欲しい!」と言っている人はまだまだ死ぬほどいる。ペットショップの前でこの記事のコピー配ったろか!!
とはいえ、「伊賀のカバ丸」は最高なので、続編が出てるなら是非買わねばっ!と思った私でした。