1年たちました

2011.6.10命日

6月10日は、アポロの命日でした。
もう、1年経ってしまいました
もう」1年のような「まだ」1年のような。
今でも、あの日の事を思い出すと、胸がキューっとなります。あれは全部夢だったんじゃないかとさえ思います。
なぜか一番最初に思い出すのは、アポロがもう二度と目覚めないのだと解かって、脱脂綿をもらいに実家まで深夜歩いた時の空気です。深夜2時過ぎ、世の中はしんとしていて、誰も歩いていない道を何か現実から心が浮いた状態のまま1人歩いていました。
それから、朝になって、義母に電話したことも思い出します。なぜか、悲しくてたまらないのに号泣とかできなかったのですが、義母に「アポロの棺にパンを入れたいから焼いて欲しい」と電話したら、急に涙が止まらなくなりました。その義母ももう、向こうに行ってしまいました。
今年は私がパンを焼きました。最近は色々アレンジしてフルーツやら黒糖やら入れていますが、義母が一番よく焼いてくれて、アポロが一番沢山食べたシンプルなソフト食パン10日に日付が変わるころ焼きあがるようにセットしてアポロに供えました
チェルシーのおかげで、私たちは病気になることもなく、引きこもりになることもなく、笑って日々を過ごすことができました
それでも、やっぱりあの胸を押しつぶされるような悲しみを味わってしまった前と後とでは私は何かが変わってしまったと思います。上手く言えないのですが、やはり心に開いた穴はふさがることはなく、失った子を求める気持ちもなくなることは決してなく、あの日を境に、世界の色が少しだけ変わった気がするのです。
でも、心に開いた穴はふさがらないけれど、心の別のところに、ほっこりあたたかい場所ができるんですよと、アニーママさんに教えていただきました。
アポロを失った喪失感は変わることはありませんが、チェルシーはアポロの代わりではなく、アポロとはまた別のとてもとても愛おしい大切な私たちの宝物です。
アポロと過ごせた10年に、心から感謝します。アポロ、ずっとずっと永遠に愛しているよ。私たちを空から見守っていてね
お友達にお花を頂きました。ありがとう。本当にお花の似合うかわいい子でした。


アポロらしい写真を。アポロの写真は本当に笑ってるのが多いんです。
こんなにうれしそうな笑顔・・・アポロはやっぱり幸せだったよね?