私を泣かせた躾本

2010.11.27犬は知的にしつける

前に、母の「痔」(何度も言うな!by母)の手術を待ってる時に、犬の躾の本を読んでうるっとしたって書いたと思うんだけど、今日はその本のご紹介。
西川文二先生の「犬は知的にしつける」。チェルシー躾の先生のお勧めの本です。

犬は知的にしつける

犬は知的にしつける

チェルシーの躾は、基本的な考え方はこれと同じ。読んでみるとなかなか納得のいく内容で、目からうろこというか。きちんと筋の通った論理に基づいているんだなぁと思える。もっとも、納得がいくことと、実践がうまくいくことはまた別の問題だけど(汗)。
で、この躾の本のどこにいったい私をうるうるさせることが書いてあったかというと、「犬はボディランゲージで会話する」という章。「人間はハッピーな時に「にっこり笑う」ことをします。犬も同様。口の際(口角)が顔の後方上部に引かれ、目が優しく細めになる。そうした表情を見せます。緊張している時や、警戒している時は、決してこの表情を見せません。」この部分。
アポロは、写真を撮ると目を細めてにっこりし、口もきゅっと口角を上げて、楽しそうに舌を出してた。「アポロちゃん、本当に良い顔で笑ってるね」ってよく言われた。
だけど、実は飼い主である私本人は「本当に笑ってるかどうかねぇ・・・。まぶしくて目を細めて、暑いから舌出してるんじゃないの?」って思ってたのだ。だって、犬は笑わないって言うじゃん
だけど、この部分を読んだら、ああ、本当にアポロは笑ってたんだって。アポロはハッピーでリラックスしてて、やっぱりにっこり笑ってたんだって。「写真のモデル、もううんざり〜!」って思ってるんじゃないのかな?って思ったけど、きっと、多分、そんな事なかったんだ。アポロは本当に楽しかったんだって思ったら、涙が出そうだった。アポロが幸せだったってことが、動物行動学的に証明された気がして
やっぱり、犬は笑うんだよ
アポロに比べると、まだチェルシーの写真には笑顔が少ない。良い様に解釈すると、きっと、仔犬は「リラックス」とか「ハッピー」とかより、「ドキドキ・ワクワク」「興味津々」「元気もりもり」って事がいっぱいだからじゃないかな。だから今はまだ「にっこり笑顔」よりいたずらっ子みたいな表情が多いです。それもかわいいけどね。