3日の「スッキリ!!」について

2007.10.04大石氏の写真・首輪

私が日記を書いたのが、放送の前日の夜だったので、日記見たときは放送後!という方も多かったかも。すみません。そういう私も、クルエラさんのブログで放送を知ったのが夕方だったもんで。動物愛護のTVや新聞報道についての情報MLとか欲しいなぁ。
番組はどうだったかというと、とても良かったです。30分近い長い特集を組んでくれていて、処分施設の最後の部屋からドリームボックスに押し出される仕組みまで、しっかり放送していました。ボタンを押している職員のコメント、「本当は連れてきた飼い主にボタンを押して欲しい。初めてこのボタンを押した13年前の日、仕事を辞めたいと家族に言いました。」心に突き刺さる。彼にこんな仕事を13年間もさせているのは誰だ?
十年以上一緒に暮らしたハスキーが、病気でもう立つことも出来ず、介護が出来ないからと飼い主に連れてこられたそうだ。十年以上家族として暮らしてきた犬をどうして連れてこられるのだ?今までの十数年は何だったのだ?愛してなかったのか?どうしてあと数日、見てやれないのだ?どうして腕の中で眠らせてやれないのだ?
ドリームボックスにもう自分で入ることも出来ず、職員に抱かれて死のボックスに入っていくハスキーを見て号泣せずにはいられなかった
それから、子猫を連れてきた馬鹿飼い主家族がいた。野良猫を拾って2ヶ月育てたのだが、夏休みで海に旅行に行きたいので処分してくれと言うのだ。子供に「海に行くなら猫は処分、猫を飼い続けたいなら海は行けない。どっちにするのだ?」と選択を迫ったらしい。何だ?その選択肢は?最後に母親が言うことには「かわいそうだけど、子供はこの2ヶ月で優しさを学んだと思う」はぁ?あんたの子供が学んだのは「海に行きたければ猫は殺しても良い」という事だけだよ。かわいそうに、子供泣いてるじゃないか。挙げ句の果てに「また飼えるようになったら、ここに猫をもらいに来ます」だとおまえになんか絶対猫を渡さねぇ。多分、あの番組を見た人の99%があの馬鹿親に怒り狂ったに違いない。まぁ番組的にはあの親は必要だったんだろうな
そして、番組内で何度も繰り返し言われていたのは、「決して安楽死ではなく、窒息死である」事安楽死と誤解している人が多いのでとっても重要な事だ。
番組の内容は、私たちはみんな知っていることばかりだけど、これを万人が見るテレビで放送することは凄く凄く価値のあることだと思う。
担当ディレクター 境一敬さん、カメラマンの大石成通さんの努力に敬意を表します
広島ドッグパークや、崖っぷち犬、かわいそうな犬の話題は大きなニュースとして取り上げられることもあります。あの子たちの幸せも勿論心から願いますし、是非大きく取り上げて欲しい。でも、今日も明日も明後日も、皆さんの住んでいる市町村で人間の勝手で殺されて消えていく犬たちがいることも忘れないで欲しい。地味なテーマなのにそれをまじめに取り上げてくれた日テレに感謝します。それから、ここまで撮影を許可させれくれた愛護センターにも。
長くなって済みませんでした。番組終了後、泣きながらアポロを抱きしめました。
番組をご覧になった方、昨日の私の日記内の大石さんのコメントにある日テレへのリンクから是非感想を送ってください。視聴者の反響はテレビ局にとって非常に大切です。どうかよろしくお願いします。
写真は、以前の週刊朝日の記事に掲載された大石氏の写真です。処分された犬たちの残された首輪です。つまり、みんな飼い犬だったという事