武士の一分

sumi06272006-11-28

昨日に引き続き、今日も映画鑑賞
今日は「武士の一分」の試写会だ。今回はちゃんとペアチケットだったので、詩音ちゃんママをお誘いして夕方、市川妙典まで出かけた。
市川妙典って駅に降りるのも初めてなので、どこに何があるやら。試写会は7時スタートなので、映画の前にちょっと軽く食事を、と言ってもいったい美味しい店はあるのかどうなのか。
駅前のパスタ屋さんで、軽くサラダと前菜とパスタを食べ、ワインを飲んで。ぎりぎりでもないぐらいの時間に映画館に到着したものの、席は結構埋まっていて、結局前から3番目の席。前すぎるかな?
映画はね、良かったですよ。藤沢周平原作、山田洋次監督作品の3作目。前2作と同じカラーで描かれていて、なんともいえない安心感がある。あまり裕福でない、でも静かな愛に満ちた武士と妻の生活を温かい目で切り取っている。キムタクの演技って今までどれも同じって思っていたけど、今回はちょっと違った。へぇ、こういうのも出来るんだ、って感じ。キムタクにとっては、役者としてステップアップできたというか、厚みがでたというか。ただ、見る側からすると、キムタクじゃないといかんかったのか?と特にキムタクファンでない私は思ったわけだが、後から山田洋次の言葉を読んで納得。「ストイックなまでに自身を見つめる目には、思わず引きずり込まれる魅力がある。高倉健さんにはじめてあった時のことを思い出した」と。確かにその魅力的な目の、見えない演技、その目にたたえた悲しみ、怒り、愛。やはりキムタクじゃなきゃ、いかんかったのかもね
絶対スクリーンで見なきゃ損!とは言いませんが、前2作がお好きだった方にはお勧です。
詩音ちゃんママ、超ドアップのキムタクでしたが、ご満足頂けたかしら?これに懲りずまたお付き合いくださいませ〜。