チョコレートドーナツ

ここの所、私にしてはかなり頻繁に映画館に足を運んでいる。
もっとも、前回に引き続き、チケットが当たったのだけどね。
お友達のsachiさんに付き合ってもらって、「チョコレートドーナツ」という映画を見てきました。

母親がヤク中で逮捕されたダウン症の少年マルコ。隣人のルディに保護され、ルディの恋人のポールと3人で家族のように暮らし始めます。

しかし、ゲイのカップルである2人に、マルコを養育する権利は認められず、3人は引き離されてしまいます。
1970年代の実話をもとに描かれた映画だそうで、当時は同性愛や障害者への偏見は今よりずっとひどく、当然認められるべき権利が奪われたりしていたようです。

そういった社会的問題を描きつつ、3人の固い絆が優しく、切なく描かれていて、むっちゃ泣けました。ルディはゲイバーでシンガーをしているのですが、ルディ役のアランカミングの歌声が素晴らしく、切なく、心を揺さぶられました。
マルコ役のアイザック・レイバは本人もダウン症、ルディ役のアランカミングは本人もバイセクシャルという事で、一層演技にリアルさがにじんだのかもしれません。
また、映画の技術については全くわからないのですが、回想シーンの描き方や、オープニングとエンディングのカメラワークが印象的で、素晴らしかったです。
ここ数本の中で今のところベスト。かも。

映画のあとはランチ♪昔からある「呂久呂」という喫茶店で。ここの名物は食パンを容器にしてカレーをいれた「カレートースト」。この店、昔から、多分何十年も前からあると思うんだけども、いったいいつからなんだろう？？
私たちが頂いたのは「チーズカレートースト」（ドリンク付き800円）。約半斤の食パンを器に（くり抜くのでなく、押しつぶすそうなので、半斤食ってるってことです）しています。ちなみに「カレージャンボトースト」（ドリンク付き800円）は１斤です。凄すぎます！
なんだかホッとする味でした。
私は呂久呂と言えばカレートーストと思い込んでいましたが、食べログによると、ロールキャベツやビーフシチューも美味しいらしいです。

sachiさん、今回もありがとう。またお付き合いください。