伊達巻いてない

おせち料理の話。
ついこの間まで、おせち料理を作ったことがありませんでした。子供の頃、実家で母を手伝ったのを除いては。だって、独身時代は母が作るし、結婚したらお正月はもれなく王様の実家だったので、義母が作ってくれたのを食べてました。義母は料理上手な人だったので、私なんぞが手出しすることは何もなく、ちょっとお刺身切るぐらいのもんでした。
が、義母が亡くなって、大晦日に義父に泊まってもらうようになったので、さすがの私もちょっとは作らないといかんな。ってことで、まぁ買ったものが多いのですが、一部作ったのです。
とっても全種類なんて作れないのでね。そもそも紅白かまぼことか作れないし。栗きんとんとか作っても買っても値段あんまり変わらないし。
そんな中、作ったほうが極端に安上がりなのが伊達巻。伊達巻って買うとなぜだかかなり高いんですが、作ると材料ははんぺんと卵のみ。安上がりです。
昔、実家の母が作ってた記憶だと、すり鉢ではんぺんと卵をすって、その後さらに裏ごしにかけて・・・と手間のかかるものでしたが、クックパッド見たら、ジューサーでガーすればオッケーらしい。レシピのとおり、はんぺん1枚に卵4個、調味料入れてジューサーでガー！

後はフライパンで焼いて、巻きすで巻くだけ。書いてあるとおりの材料で作りました。レシピには丸でも角でも18センチのフライパンで焼くって書いてあったけど18センチはなかったのでちょっと大きいけど20センチで。大きい分には巻きが細かくなるだけのはず。

と思ったのだけど・・・なぜかすごい厚さ。全然巻けないじゃん。

それでも無理やり巻いたら、ほんの少しだけ巻いたようなそうでもないような、一応丸いものが出来ました。

味は良かったのよ、とっても。市販の伊達巻ってうんざりするくらい甘いでしょ？私のは（クックパッドのだけど）出汁がほどよく効いてて卵の美味しさが良くわかって旨いのよ〜。
でも、でも巻いてないのよ〜。これは伊達巻じゃなくて、「伊達巻いてない」だなぁと思いながら、元旦の食卓に出したのでした。いいの、美味しければ！
来年はもう少し巻いたの作ろうっと。
でもま、これもなかなか美しいよね？ね？