ストロボ講座・スタジオ後半

2013.5.15ストロボ講座

さて、EOS学園のストロボ講座の解説も、ついに最後になりました。
実際には5月8日に桜新町のハウススタジオで撮影実習をして、5月15日に銀座の教室で先生の解説を聞いています。今回はそのハウススタジオでの後半。前半はスタジオのお庭での撮影でしたが、後半はスタジオの室内です。
普通のお家ではありえないけど、素敵な雰囲気の白いお部屋。天窓から光が差し込んでいます。そんな状況で・・・。
絞り優先(2.8)、ストロボ発光、露出補正0、調光補正0。天窓からの強い光で、カメラが「結構明るい」と判断し、ストロボの光を自動的に弱くしています。そのせいで、ストロボを焚いたのに、顔がちょっと暗い感じ。

そこで・・・顔が暗い場合にはどうするんでしたっけ?そう、ストロボの光を強くするのですから、調光補正。ここは思い切って+2しましょう。ほら顔が明るくなりました。しかし・・・顔はいいけど、スカートが真っ白けにすっ飛んでいます。せっかくなのでスカートの布のニュアンス、少しは出したいですよね?

じゃない部分の白とびを押さえるには、露出補正。これも-2。少しですが、スカートの雰囲気が出た感じです。

さてお次は、モデルさんの前に白いついたてがあり、モデルさんが遠いという条件。(Pモード
白いついたての面積が大きいので、カメラが明るいと判断して、モデルさんは暗く写っています。

そんな時は、ファインダーのセンターの○がモデルさんに来るようにして、カメラのFELというボタンを押します。そうすると、ストロボが弱い光で発光して、○の部分で明るさを測って光の強さを決めます。そうすると、ちゃんとモデルさんも明るく撮れます。調光補正はしていません。

さて次は、自然光とストロボ光の色の違い。
絞り優先(2.8)、ストロボ発光なし。
少し黄味を帯びた柔らかい色調
です。

こちらはPモードでストロボ発光。上の写真と色が違うのわかるかしら。ちょっと青っぽく、かっちりシャープな印象です。これはどちらが良いとかではなく好みの問題、どう撮りたいかです。

お次は「バウンズ」。耳にしたことはあるかもしれませんが、使い方は意外と難しいです。良くあるのは天井バウンズ。ストロボの光を被写体に直接当てるのでなく、天井にあてて、その反射で被写体を明るくします。直接当てるより、上から降り注ぐような光により、柔らかい仕上がりになります。こちらの写真は、天井でなく、横の壁にバウンズさせたもの。バウンズは反射させることができれば、天井でも横の壁でも、はたまたカメラマンの背後の壁でもオッケーです。注意しなければいけないのは、天井や壁が白っぽい色であることと、あまり遠くないこと。黒くて高い天井なんかだと、バウンズさせたつもりのストロボの光はすっかり吸収され、被写体には降り注ぎません。それから、ストロボの角度。カメラをきちんと構えた状態で、反射したストロボ光が被写体に降り注ぐ様に角度を調整しないと、全くあさっての方向にバウンズすることになります。

さらにこちらは、白いテーブルにバウンズさせたもの。ナチュラルな感じに仕上がります。実はピントがネックレスに合っているのは見逃してください(汗)。

そして、最後のシチュエーションは、暗めの部屋のスタンドの光の下
絞り優先(2.8)で、ストロボ発光。全体が暗いのでISO感度を2000まで上げています。

ちょっと雰囲気を出すために、ストロボを抑え目に-2してみました。

お次は背景を明るくするために、露出補正を+2。調光補正は-2のまま。

しかし、これだと、露出補正を+2もしたせいで、シャッタースピードが20分の1と遅くなりすぎ。ぶれていますISO感度は2000なのでまぁこの位がいいところ。
というように、モデルさんの顔を好みの明るさ、背景を好みの明るさにしつつ、シャッタースピードも手ブレ&被写体ブレをしない速度な設定をするわけです。この画の場合、背景は少し暗めの方が雰囲気が出るので2番目が私の好みかな?
以上、4回にわたる、興味のない人には異常につまらない日記に(しかも長い)お付き合いいただきありがとうございました。後は実践あるのみですよ〜!もし、間違いがあったら、諸先生がた、また一緒に講座を受けた皆様、ご指摘くださいませ。超あやしいメモを解読しながら、記憶をたどって書いたので間違ってるかも〜(汗)。でも、復習になってよかったわ♪読んでくれる人が居なかったら本当に授業うけっぱなしで終わってました。